60セカンズ

Gone in Sixty Seconds (2000)
(原題:Gone in Sixty Seconds)
2000年/アメリカ
上映時間:117分
監督:ドミニク・セナ
キャスト:ニコラス・ケイジ/アンジェリーナ・ジョリー/ジョヴァンニ・リビシ/ロバート・デュヴァル/シャイ・マクブライド/ヴィニー・ジョーンズ/ウィル・パットン/スコット・カーン/デルロイ・リンドー/他

 




 

 

1974年に公開された映画「バニシングin60」のリメイクとなるクライム・アクション。

訳あって伝説の車泥棒集団が再結集、60秒でどんな車も盗み出す男達の一夜を描きます。

アルマゲドン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「ナショナルトレジャー」など、ヒット作を量産する敏腕プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが製作の指揮を執りました。

 

脚本的には特筆すべきものはありませんが、高級車に次ぐ高級車を惜しみなく披露するサマはさながら展示会のようで、車に興味の無い人でも目を奪われることでしょう。

男ならば、あわよくば試乗してみたいと思うのは間違いありません。

 

そして息を呑むような迫力満点のカーチェイス。

制限時間内での緊張感と、高級車を盗む高揚感はアドレナリン全開。

ドキドキとワクワクが止まらない、ロマン溢れる一級品のエンターテイメントです。

 

 

 

さっくりあらすじ

どんな高級車でも盗み出す、伝説の車泥棒だったメンフィスだが現在は泥棒家業を引退し、地元を離れて生活していた。

そんな彼に昔の仲間であるアトレーが訪れ、メンフィスの弟キップとその仲間に危機が迫っていることを伝える。

弟を救うため地元に戻り、窃盗組織のボスであるカリートリーに話をつけようとするが、弟の代わりに高級車を盗んでくることを要求されてしまう。

”二度と盗まない”という母との誓いを破り、窮地に立たされた弟のために再び盗むことを決意するメンフィス。

時間をかけて警察に感づかれるのを防ぐため、一晩で50台もの車を盗もうとするのだが、、、

 

 

 

 

 

Nicolas-Cage-in-Gone-in-60-Seconds-nicolas-cage-18990525-1050-590どんな車も60秒で盗む男メンフィス
ニコラス・ケイジは何やらせてもハマるね

 

gone_in_60_secondsメンフィスの元彼女スウェイ
金髪のアンジーも素敵

 

gone-in-60-seconds-eleanor-shelby-gt500-sells-for-1-million-photo-gallery-59978-7フォードマスタング
シェルビーGT500・エレノア
超カッコいい。。

 

 

 

高級車泥棒=男のロマン

車を盗む。

ほとんどの人は考えたことすらないであろう大それた犯罪ですが、当然モノが大きいだけに一人ではできません。

自然とチームで動くことになるわけですが、車はもちろんのこと電子機器や施設への侵入方法など、あらゆる分野でのエキスパートが終結し、大仕事に取り掛かるプロ意識にロマンを感じます。

 

ましてそれが数千万の高級車となるとなおさらで、思いっきり犯罪行為ですが憧れを感じるのも事実です。

実際には尺の問題でかなり駆け足で車を盗んでいくわけですが、それでも盗みを働く緊張感は十分に伝わってくるのではないでしょうか。

 

 

そして後半に入ると、スピーディーで迫力のあるカースタントの連続。

現実的というか、あからさまに無理のあるスタントではなく、カーチェイスで縦横無尽に走り回るマッスルカーは本当にカッコいいの一言です。

 

特にニコラス・ケイジが乗り回すフォードマスタング・シェルビーGT500・エレノアは滅茶苦茶カッコいい。

一生に一度でいいから乗って見たい憧れの車です。

ちなみにオークションに出品したところ、1億円で落札されたそうですよ(汗)

 

 

 




 

 

まとめ

似たようなカーアクション映画では「ワイルドスピード」シリーズが金字塔だと思われますが、アクションスタントが多めな「ワイルドスピード」に比べ、本作は兄弟の絆とカースタントが中心になっています。

 

前半は主人公メンフィスが再び犯罪に手を染めることへの葛藤を描き、後半は車を盗んでカーチェイスをする構成。

正直に言えば、クライムサスペンスと呼べるほどの重厚感は皆無です。

ストーリー性よりもエンターテイメント性を重視してる内容なので、ドラマ的なものを期待しているとつまらなく感じるかもしれません。

 

実際には60秒で車を盗むような神業は披露されませんのであしからず、そこが気に入らない人もかなり多いようですが。。

犯罪を美化するなという意見も多いですが、エンタメ作品にケチをつけるのはナンセンス。

 

爽快にテンポよく進む娯楽映画を楽しむゆとりを持ちましょう。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。


 

 



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