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アリス・イン・ワンダーランド

      2017/11/17

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(原題:Alice in Wonderland)
2010年/アメリカ
上映時間:109分
監督:ティム・バートン
キャスト:ジョニー・デップ/ミア・ワシコウスカ/ヘレナ・ボナム=カーター/アン・ハサウェイ/クリスピン・グローヴァー/マット・ルーカス/マイケル・シーン/他

 




 

原作は説明不要なほどに有名な童話小説として、世界中でも5指に入るほど広く普及されている不朽の名作(上手い!)

でも筆者はあまり詳しくありません、「ARMS」で少し触れた程度です。

なので原作を生かすも殺すも判断できず、良い意味でフラットな状態で観れたと自負しております。

 

ティム・バートン十八番の幻想的な色合いの強いファンタジー映画で、ジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターも健在、いつも通りのティム・バートン作品です。

先に言っておくとそんなに面白くなかったあまり楽しめなかったのが正直なところ。

人間の狂気的な面と、美しい美術や造型を表現させたら文句無しに超一流であろうティム・バートン監督ですが、「チャーリーとチョコレート工場」「スウィーニー・トッド」と続いての本作。

映像や美術の美しさは相変わらずですが、さすがに少々見飽きた感が否めません。

240億円という大金を注ぎ込み、ディズニーの看板を背負い、大衆受けを狙った作風も彼の才能を生かしているとはいえないような気もしますしね。

でも続編も作られ、本作を好む人もたくさんいるのも事実なわけで、まだまだ筆者も勉強が足りないなぁと感じる今日この頃です。

さっくりあらすじ

19歳を迎え、美しい女性へと成長したアリスは親が決めた婚約者からのプロポーズに困惑し、咄嗟に逃げ出してしまう。

森の中で出会った白ウサギの後を追い、穴に転がり落ちた彼女は不思議の国・ワンダーランドへと辿り着く。

「赤の女王」が君臨し暗黒時代を迎えていたワンダーランド、「予言の書」にはアリスこそが暗黒時代を終わらせる救世主であると記されていた。

しかし幼い頃の冒険をすっかり忘れてしまったアリスの姿に、芋虫のアブソレムは偽物ではないかと疑い始める。

チェシャ猫の案内で、赤の女王に抵抗する帽子屋・マッドハッターと出会うアリス。

彼の案内で、かつての統治者である「白の女王」の元へ向かうのだが、、、

 

 

 

 

01大人になったアリス
ぶっちゃけ少しおかしい

 

alice-in-wonderland-mad-hatter-featurette-10-2-10-kcマッドハッター
ジョニデのコスプレに磨きがかかる

 

Red-Queen-from-Alice-in-Wonderland赤の女王
個人的には一番好きだった

 

 

 

相性が悪い、、のか?

先ほども言った通り、原作を詳しく知らないので初見のつもりで臨んだ映画なんです。

ファンタジー色が強く、主人公の心境の変化や成長を描く作品は少なからずあるものですが、本作でのアリスちゃんはどうなんすかね?

「不思議ちゃん」なアリスが「決断できる、自己主張できる女性」に変貌したと解釈すべきなんでしょうが、その手段というか、、表現に難がある気がしないでもないです。

そのせいか、アリスという人物にいまいち魅力を感じません。

 

ついでに全体的な登場人物も奇妙ではありますが、割と「普通」な人ばかり。

目玉とも言えるマッドハッターもマッドな服装ではあるけれど、中身はあんまりマッドでもないし、、世界観と登場人物がややチグハグに見えてしまうんです。

「ワンダーランド」というにはちょいと物足りない印象かな。

 

古典文学をテーマにしたこと、ディズニーとして成功させなければいけないことがティム・バートンの表現を抑えてしまったようにも感じます。

平たく言えば相性が悪く、キレが無い。

良く言えばディズニーだけに万人受けしやすいものでもあります。

 

とはいえ、作中で描かれる世界観は非常に美しく、やはり美術を楽しむ作品なのかなとも思います。

画面の手前は実写、奥はCGというのが最近よく使われる手法ですが、これが実に自然で美しい。

地味な部分の話ですが、映像のベースとなる部分の丁寧さは群を抜いていて、2010年の作品としては非常に高レベルな映像だと言えます。

奇天烈な部分がフォーカスされやすいティム・バートン監督ですが、観客に見せたい映像にピントを合わせる基礎レベルの高さも一流です。

本作ならではの不思議な世界観は彼ならではのものだと言えます、さすがっす。

 

物語としては薄々感じてはいたものの、「とある女の子」の冒険に「不思議の国のアリス」をかぶせたような感じ。

それ故に原作ファンからは批判が相次いだようですが、原作知らずの筆者としては特に気にならず。

でもそれを差し引いても特別面白いとは感じなかったのが正直なところです。

 




 

まとめ

ティム・バートン作品ではなく、あくまでディズニー映画だと思えばそれなりに楽しめます。

逆に言えば”いつもの”ティム・バートンを期待すると微妙に感じることでしょう。

個人的にはティム組(ジョニデ&ヘレナ)はもうお腹いっぱいなので、以降は積極的に観ようとは思わないですが、映画館まで足を運ぶ意味はあると断定できます。

ちょうど明日(7月1日)から続編「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が公開されますし、せっかくだから予習復習も兼ねて観てみるのも悪くはないでしょう。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 

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