エイリアン


(原題:Alien)
1979年/アメリカ
上映時間:117分
監督:リドリー・スコット
キャスト:シガニー・ウィーバー/トム・スケリット/ヴェロニカ・カートライト/ハリー・ディーン・スタントン/ジョン・ハート/他

 




 

 

いよいよ期待の新作「エイリアン・コヴェナント」の公開が近づいてきましたね。

「絶望の産声」のキャッチコピーの通り、エイリアン誕生の秘密を描いた作品ですが、それに先駆けて今一度おさらいをしておきましょう。

シリーズ第1作となる本作は、数々の傑作を世に送り出してきた巨匠リドリー・スコット監督の名を世界的に知らしめた作品であり、元々”外国人”を指す「Alien」という単語を”異星人”という意味に置き換えてしまった偉大なる作品です。

リドリー監督が生み出した閉鎖空間での究極のサスペンス、故ハンス・ルドルフ・ギーガー氏が生み出した今日も続くエイリアンの造形は今でも色褪せることはありません。

 

さっくりあらすじ

2122年、ウェイランド・ユタニ者所有の宇宙貨物船・ノストロモ号は工業用レアメタルを採掘し地球への帰路についていた。

しかしコールドスリープから目覚めた乗組員たちは、知的生命体からの電波を受信したとして、船の制御コンピューター”マザー”が進路を変更していたことを知る。

ユタニ社からの命令により、乗組員たちは調査のために小惑星・LV426へと降り立つのだが、、、

 

 

 

二等航海士のエレン・リプリー
彼女の戦いはここから始まる

 

ノストロモ号
直線的なデザインと無機質な内装

 

ご存じエイリアン
何だかんだで一番の主役

 

 

 

一作目はサスペンス・ホラー

シガニー・ウィーバー演じるリプリーが火炎放射器でエイリアンと戦うイメージが強めですが、一作目はアクション要素は薄く、静かに恐怖が忍び寄るホラーテイストなものです。

特に前半は極めて静かに宇宙船内のやり取りが描かれ、また船内の描写は無機質で生活感を感じづらく、淡々と流れる閉鎖的な空間が不気味な雰囲気を醸し出します。

古めかしいコンピューター類も個人的には好きですね、箱型PCに文字の羅列だけというのも機械的な不気味さを助長させているかなと。

 

対照的に中盤を過ぎてからは一転してパニックホラーに。

形容し難いチェストバスターやエイリアン本体が忍び寄り、感情が無いアンドロイドの恐怖が襲い、超常的な異常事態と科学的な現象が恐怖を盛り立てます。

この”静”と”動”の落差は凄まじく、全体的に漂う不気味な空気感の重さ、矢継ぎ早に仕掛けられた焦燥感を煽る展開は本当に素晴らしいの一言です。

また凡人では決して想像すらできないであろうエイリアンのデザイン、機械的でもなく動物的でもないという、まさに謎の生命体という言葉がピッタリの造形は本当に素晴らしいですね。

 

クトゥルー神話に造詣が深いH・R・ギーガーならではの発想といいますか、現代でも通用する新種の生物デザインを創造した業績は何よりも大きなものでしょう。

フェイスハガーとか何回見てもキモいよね。

 

そして宇宙空間、ひいては宇宙船という限られた閉鎖的な空間を活かし、徹底して恐怖感や緊迫感を煽るリドリー・スコット監督の手腕もまた見事。

代わり映えのしない景色に工夫を凝らし、緊張感を途切れさせない演出の数々に作品に対する丁寧さが表れています。

SF要素を前面に出しながらも正統派のサスペンスとして確立させるという形式は今でこそ珍しくはないですが、30年以上も前にこういった映画を実現させるのもまた天才でしょう。

 




 

 

まとめ

もはや説明不要、SFホラーの金字塔です。

SF×ホラーな時点で人は選ぶでしょうが、間違いなく名作なので観て損はないでしょう。

この手の作品は視聴を重ねる度に衝撃度が下がっていくものなので、未だに観たことの無い方はぜひとも集中できる環境でご覧ください。

食い入るように観る価値のある作品です。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 



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