セントラル・インテリジェンス


(原題:Central Intelligence)
2016年/アメリカ
上映時間:107分
監督:ローソン・マーシャル・サーバー
キャスト:ドウェイン・ジョンソン/ケヴィン・ハート/エイミー・ライアン/ダニエル・ニコレット/ジェイソン・ベイトマン/アーロン・ポール/他

 




 

ロック様ことドウェイン・ジョンソンと、アメリカで有名なコメディアンであるケヴィン・ハートがW主演のアクション・コメディ。

よくある凸凹系バディ・アクションのひとつだとは思いますが、ドウェイン・ジョンソンが持つ可能性を広げた作品かもしれません。

 

ガチムチな肉体を駆使し続けたドウェイン・ジョンソンの新たな一面、それを支えるケヴィン・ハートのコミカルな演技はそれだけで観るに値するかなと。

それに加え意外と練られたストーリー性、ドウェイン全開の豪快なアクション、ところどころに仕込まれた笑いの数々など、バランスの取れた良作だと思います。

 

 

 

さっくりあらすじ

1996年、スポーツ万能で頭脳明晰な学校の人気者カルヴィン・ジョイナーが全校集会でスピーチをしていると、いじめられっ子のロビー・ウィアディクトが全裸で放り投げられる事件が起こる。

会場にいた全員がその光景に笑う中、ケルヴィンと彼女のマギーだけはロビーを助けようとするのだった。

2016年、マギーと結婚したカルヴィンは会計士になるが仕事に満足できず、マギーとの間にも些細な言い争いが絶えない日々を送っていた。

ある日にFacebookを開いたカルヴィンはボブ・ストーンという人物から友達申請がきていることに気づき、またボブ・ストーンは「改名したけれども、俺はロビー・ウィアディクトだ」と語る。

ぜひ会いたいと言うボブのメッセージに、カルヴィンは会ってみることにするのだが、、、

 

 

 

 

ロビー・ウィアディクト
皆に笑いものにされたいじめられっ子

 

20年後
”ボブ”になったロビーはガチムチに

 

笑いの質は割とシュール

 

 

 

 

ドウェイン・ジョンソンの狂気

基本的には2人の主人公の掛け合いを笑い、派手なアクションを楽しむ作品です。

しかしかつてのヒーロー的なポジションから一介のサラリーマンに落ち込んでしまったカルヴィンと、文字通り別人のように変身し不気味な雰囲気を漂わせるボブの存在が映画を大いに盛り立てます。

 

特にドウェイン・ジョンソン演じるボブ・ストーンは非常に友好的で無邪気さを感じさせるものの、その裏にある一抹の不気味さが何とも狂気的で怖さを感じますね。

何とも絡みづらい陽気さ、笑顔を絶やさないでも常に笑っていない目つき、意味不明な行動の数々など、笑いの中にあるミステリアスな要素は新しい演出として面白いかなと。

 

対するケヴィン・ハートもいかにもコメディアンならではの体当たりな演技で笑わせてくれます。

意識したこともないような旧友の頼みを引き受け、いきなり登場したCIAの要請を引き受け、薄い友情と国レベルの命令のはざまでもがく複雑な役回りを上手く演じております。

また友情も国も信用するには値せず、唯一の心の支えになりそうな妻まで囲われた時の絶望感もユーモラスに表現されていますね。

 

 

監督を務めたローソン・マーシャル・サーバーは「なんちゃって家族」で発揮した手腕をそのままに、コミカルな演出に長けています。

大人気のアクション俳優であるドウェイン・ジョンソンと、やはり大人気のコメディアンであるケヴィン・ハートという個性の強い2人を上手く使いこなしている気がします。

シュールでコミカルな演出と、パワフルな肉体を駆使したアクションと、どちらもそれなりな出来で安定感があると言えるでしょう。

 




 

まとめ

すごく内容の濃い作品だとは思いませんし、終盤はハラハラな展開はあるもののエンディングも含め少々息切れな印象ですかね。

それを踏まえた上でもポップコーン・ムービーとしては非常に良くできていますが。

 

今が旬のアクション俳優と、大人気のコメディアンという扱いの難しいキャスティングの割には及第点な完成度じゃないでしょうか。

ついでにどの国にも蔓延る”イジメ”という問題を、ユーモアを織り交ぜながらもしっかりと取り上げた点は良かったと思います。

あ、あとエンドロールで流れるNG集もけっこう面白いのでお見逃しなく。

 

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 



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