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ダレン・シャン

      2018/01/23


(原題:Cirque du Freak)
2009年/アメリカ
上映時間:108分
監督:ポール・ワイツ
キャスト:クリス・マッソグリア/ジョシュ・ハッチャーソン/ジョン・C・ライリー/マイケル・セルべリス/渡辺謙/サルマ・ハエック/他

 




 

毎度お馴染み、映画天国よりの作品紹介でございます。

いやぁ、、久々にすごい映画を観た気がします、悪い意味で。

 

イギリスの作家(の名前がダレン・シャン)による小説を映画化した作品ですが、先に述べておくと原作ファンから酷評され、興行成績も全く振るわないひどい結果になったようです。

原作は全12巻の大作なものの、この感じだと恐らく続編が公開されることはないでしょう。

 

 

さっくりあらすじ

容姿に恵まれ、成績も優秀な高校生ダレン・シャンは問題児ながらも親友であるスティーヴと共に、町にやって来た奇怪なサーカス団”シルク・ド・フリーク”を観に行った。

不可思議で不気味なオーナーのミスター・トールに加え、不気味な様々の人たちの容貌に触れるも、ダレンが最も興味を持ったのはクレプスリーと名乗る芸人が披露したカラフルで巨大な蜘蛛”マダム・オクタ”だった。

蜘蛛を好むダレンがはしゃぐのを横目に、吸血鬼に興味を持つスティーヴは「クレプスリーは本で読んだ吸血鬼と酷似している」と言い始める。

しかし楽しみも束の間、正式な営業許可を取っていないと保安所の捜査官が押し入り会場はパニックになってしまう。

一連の騒動に紛れダレンは控室に侵入し、サーカス団員の会話を聞いてしまうのだが、、、

 

 

 

 

ダレンとスティーヴ

 

マダム・オクタの飼い主・クレプスリー
ヴァンパイアだと言われるが、、

 

ミスター・トール
世界のケン・ワタナベです。

 

 

 

 

大義名分とは

あらゆる人類史が表してしるように、残念ながら現在進行形で争いは無くならないのが現実であります。

が、あらゆる闘争を見てみても、大なり小なり”戦争”というものは”理由”があるからこそ勃発するものであり、いわゆる「大義名分」無しに戦いが起こることは極めて稀なことでしょう。

本作の感想として、何よりもその大義名分に欠けており、「何で戦ってんのかよく分からない」のが最も大きな失敗かなと思います。

 

”半吸血鬼”と”吸血鬼”の争いが見たいと言う黒幕の存在も割と序盤から登場しており、何だったらこの黒幕を片付ければ全て事足りるんじゃないかと。

最終的にダレンの親友・スティーヴが敵に回ってしまう展開は悪くないとして、ほぼ逆恨みにしか見えないスティーヴの鬼畜っぷりに魅力が無いんじゃないかと。

メタ的に嫌味なことを言えば「トワイライト・サーガ」がヒットしたから便乗したんじゃないかと。

 

全体的に演出も古く、レトロチックというよりかは本当に古臭く、チープな展開もあって20年前の映画を観ているような錯覚さえ覚えます。

特に、この手の映画の最大の見せ場となるアクションシーンも不発気味。

まず画面が暗いし。

 

ただでさえアッシュがかった補正がある上に暗く、臨場感を出すために動き回るカメラワークもあって何が起きてるのかが非常に分かりづらいんですな。

高速移動のエフェクトなど面白い演出もあったものの、ゴア表現や臨場感溢れるような殺陣は無く、全体的に味気ないシーンの連続でいまいち没入感が足りません。

 

もしかしたら子供向けに配慮しての選択かもしれませんが、それにしてはサーカス団員の特徴(結構キモい)がインパクト強めであり、それらがあまり子供向けな演出とも思えず消化不良。。

 

とにかく目まぐるしくやって来るツッコミどころの嵐は留まることなく、最初こそ「B級だなぁ」とツッコミを入れつつも、終わらない脚本の穴に最後の方は本当にクタクタになりました。

原作がどの程度作りこまれているのか分かりませんが、これでOKを出したプロデューサーは本当にヤバイと思います。

 

 




 

まとめ

とまぁ不満ではないにしろ、何とも言えない憤りを感じさせる残念な映画でした。

似たようなノリの作品として「ブレイド」シリーズや「アンダーワールド」シリーズを髣髴とさせますが、映像表現も演出も脚本も、どれを取っても遠く及ばないのが正直なところ。

 

良いか悪いかは別にして、極めて特色の無い凡作であり、つまらないわけでは無いけれどもオススメすべき点が見当たらないのもまた事実かなと。

というわけで全くもってオススメしませんが、よければ一度ご鑑賞くださいませ。

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