ディープブルー

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(原題:Deep Blue Sea)

1999年/アメリカ
上映時間:105分
監督:レニー・ハーリン
キャスト:サフロン・バロウズ/トーマス・ジェーン/サミュエル・L・ジャクソン/ジャクリーン・マッケンジー/マイケル・ラパポート/ステラン・スカルスガルド/LL・クール・J/アイダ・タトゥーロ/他

 




 

 

「ダイハード2」でメガホンを取った、レニー・ハーリン監督によるサメ系パニック・ホラーです。

サメをテーマに扱う作品として、まず「ジョーズ」のような不朽の名作があります。

次いで「シャークトパス」や「ツインヘッド・シャーク」のような、イロモノ映画も多い混沌としたジャンルではあります。

総じてニッチなジャンルだと言えますし、借りてまで観る機会は少ないのではないでしょうか?

 

筆者はビビリのくせに、モンスターパニックはわりかし好きな方でして。

大体夏になるとB級の臭いがプンプンする作品が深夜にやってたりするので、何だかんだで平均よりは観てると思います。

とはいえB級以上の価値を見出す作品に出会った記憶はありませんが。

 

海の生物の脅威を描く際、物語の上で何が怖いのかはっきりしているだけに、ひねりを入れるのが難しいのかもしれませんね。

本作は海上プラントに作られた研究所+ヘリや船の出せない嵐+遺伝子操作で知性を得たサメが大暴れ=モンスターパニックと。

親切で非常に分かりやすい、お約束なストーリーです。

 

しかしながら結果的に予想の斜め上を行く展開が斬新で、つい見入ってしまう魅力があります。

15年以上も前の作品なので、さすがにCGは現在の技術に比べ見劣りすると思いますが、サメの怖さを体感するにはうってつけの作品だと思います。

 

 

さっくりあらすじ

太平洋の海上に建設された、医学研究施設「アクアティカ」

そこでは飼育されているアオザメの脳細胞を、アルツハイマーの治療薬に利用する研究が行われていた。

ある日一頭のサメが研究所から逃げ出し、近くの洋上でクルージングパーティーを楽しんでいた男女4人が襲われる事件が起きてしまう。

事態を重く見た製薬会社の社長・ラッセルは、研究費用の差し止めと施設の閉鎖を責任者のスーザンに命じた。

しかしスーザンはこれを拒否、完成間近の研究内容と成果を証明するため、ラッセルをアクアティカに招くことになる。

遺伝子操作を施され、研究用に飼育されている第三世代のサメを麻酔で眠らせ、取り出した脳細胞を用いて試薬が完成。

アルツハイマー患者の脳細胞に与えると見事に脳の活性化が認められ、実験は成功した。

歓喜に湧く関係者達、研究員のジムがサメを褒め称えようと近づいた瞬間、眠っているはずのサメが覚醒しジムの腕を食いちぎってしまった。

すぐさまショットガンで殺そうとするものの、研究対象を守ろうとしたスーザンが強引にサメを水槽に戻してしまう。

水上で嵐が吹き荒れる中、ジムを救うために救助ヘリを要請するのだが、、、

 

 

 

 

 

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うん、超こわい。

 

 

 

 

 

とにかくサメが怖い

補足しておくと、本作に登場するサメさんたちは遺伝子操作で知能が向上しており、賢くなっています。

劇中では物を利用したりするので、恐らくチンパンジー並みの知恵はあるのでしょう。

そんなサメさんたちが全力で人間を殺しに来るわけですが、大きなサメの前で人間の無力さがものすごく伝わってきます。

それはもう、えらいあっさり食べられちゃいますからね。

「あ、こりゃ助からねえな」と一瞬で分かります。

 

そして、モンスターパニックの醍醐味ともいえる捕食シーンは無駄に(褒め言葉)丁寧に描いてあります。

登場人物の皆様は本当にインパクト溢れる死に様を見せてくれるのも、本作の特徴と言えるでしょう。

 

特に最初の犠牲者となる研究員のジムは嫌われてんのか?と疑ってしまうほどの死にっぷり。

  • 第1ラウンド
    サメさんをなでなでしてたら腕を食いちぎられる。
  • 第2ラウンド
    ストレッチャーに乗せられ救助ヘリのワイヤーで吊り上げられるも悪天候+サメさんの邪魔が入りウィンチが故障、そのまま海中に叩きつけられる。
  • 第3ラウンド
    海中でサメさんにくわえられ、海中研究所の強化ガラスに叩きつけられる→K.O.



と、まさにふんだりけったり。

 

数あるサメ映画でもサメに2回しばかれた人はなかなかいないと思いますし、ましてガラスを割る道具として使われた人はジムくらいじゃないでしょうか?

ついでにネタバレしますが、コメディ要因としてコックさんがいますが、凶悪なサメを2頭始末したコックさんがいるのもこの映画だけでしょう。

 

 




 

 

まとめ

要は凶暴で賢いサメがいる海中研究所からの脱出劇なので、展開はスピーディーでサクサク進みます。

これは良い点でもあるのですが、サクサク過ぎて追い詰められた人間サイドの心理描写や、いつ襲われるか分からない緊張感に欠けてる部分にも繋がってしまいます。

映画は間延びが過ぎるとグッとつまらなくなるものですが、息が詰まるような焦燥感やハラハラ感はあった方が良いかなと感じました。

 

ついでに、良い意味で「ジョーズ」をオマージュしたようなシーンがちらほら見受けられます。

かの金字塔に対するリスペクトがありながらも、また違うベクトルでのサメの恐怖を再現しようとした意図は素晴らしいと思います。

モンスターパニック映画として及第点な怖さはありますし、展開が速く観やすい作品でもあります。

 

サメ系パニック・ホラーの入門編としてはオススメです。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

おまけ

アオザメは気性が荒く、体長は平均3~4メートル、体重は60~140キロ、大きいと500キロにも達する固体もいるんだとか。
超こわい。

でも味噌漬けになったりはんぺんになったりフカヒレになったりするらしい。
人間超こわい。



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