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ファインディング・ドリー

      2018/08/05

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(原題:Finding Dory)
2016年/アメリカ
上映時間:103分
監督/脚本:アンドリュー・スタントン
キャスト:エレン・デジェネレス/アルバート・ブルックス/ヘイデン・ローレンス/エド・オニール/ケイトリン・オルソン/タイ・バーレル/ユージン・レヴィ/シガニー・ウィーバー/他
※監修:さかなクン

 




 

「あ、映画観に行こう!」と思ってバッチリ時間が合うと嬉しいよね(^皿^)

実に13年ぶりの続編、全米では公開初日に5000万ドルという意味不明な数字を叩きだしたそうな。

 

子供向けアニメーション映画でありながらも、美しい映像や隠れたメッセージ性など、大人が観るにも値する作品です。

非常にバランス良く、完成度が高く、上手く完結した作品の続編だけに興味半分、不安半分で観に行ったわけですが、、

 

 

さっくりあらすじ

ニモを探す大冒険からから1年後、マーリンとニモ親子と楽しく暮らしていた忘れん坊のドリーだが、ふとしたきっかけで自身の家族について疑問に思う。

かつて両親と共にくらしていた記憶が蘇ったドリーはいてもたってもいられず、ニモとマーリンの助けを借りて再び大海原へと冒険に出ることに。

両親を思い出した興奮が収まらないドリーはニモやマーリンに目もくれず暴走気味になり、辿り着いた先ではイカに襲われるハメになる。

あまりの恐怖にショックを受けるニモをなだめつつ、イライラが募ったマーリンはドリーに悪態をついてしまう。

反省し助けを求めに行くドリー、どこからか聞こえてくる声に導かれ進んでいくと、そこには海洋生物研究所があった。

ハッキリと声が聞こえ海面から施設を確認するドリー、しかし偶然居合わせた人間に捕まってしまうのだが、、、

 

 

 

 

 

幼少期のドリー
小さな頃から健忘症

 

 

新たに出会う、個性豊かな仲間たち

 

 

 

 

ちょい”重たい”メッセージ

大海原の美しさは健在で、熱帯魚が住むサンゴ礁の景色はそれだけでもう癒されます。

今回は舞台が海洋研究所というか水族館なので、前作とは違った形で海の生き物の魅力に触れることができると思います。

とりあえず観終わった後は水族館に行きたくなること請け合いです。

 

前作でもうっすら表現されていましたが、本作ではより顕著に描かれているのが「障害」というテーマ。

忘れん坊のドリーが主人公となり、前作で活躍していたニモとマーリンの見せ場は大幅に減っております。

 

そしてそのドリーなんですが、本作ではもはや”忘れん坊”というレベルではなく”ガチで重度の健忘症”と言っても差し支えのないレベルで所狭しと動き回ります。

面白おかしい忘れん坊として和やかなムードに包まれていた前作に対し、何もかも忘れてしまい孤独を感じるような暗いシーンが非常に印象的でした。

 

 

子供時代のドリーはすでに物覚えが悪く、そんなドリーの姿を見て両親は悲観に暮れ、なんとか生きていく上での記憶法を探りながらも愛情深くドリーを育てます。

この描写が何ともまぁ人間臭く、現実社会で障害に苦労する人たち、それをサポートする人たちの苦労がダイレクトに伝わってくるわけです。

 

経験という知識を得られないドリーは常に直感で動き、恐らくは常識人ポジションであろうマーリンがそれに辟易する描写が多いです。

それはまるで「普通」に暮らしている人間と、「直感」で動かざるを得ない人間の比喩のようで興味深い演出でした。

 

 

ただ、映画の作りとしてはドリーが動き回る→忘れる→思い出す→動き回る、の繰り返しなので飽きると言えば飽きるかもしれません。

でも何故にドリーは”繰り返す”のか?

その意味を理解できれば物語にも意味が生まれるのかな、とも感じます。

 

大きな要素として、新キャラであるタコのハンクが大活躍、というか準主役と言えるくらいの見せ場が多数。

タコ故に擬態を駆使して活躍するわけですが、それにしてもチート過ぎるかな。

「コイツがいれば心配いらん」レベルのチートぶりなんで、冒険パートのドキドキ感はやや薄め。

特に最後のトラックの件はさすがにやりすぎ感が否めないところ、見方によっては滑稽にも見えてしまうのが残念でした。

 

とはいえキャラクター達はどれも個性的で面白く、海の生物に対するウンチクもさりげなく挟むなど、なかなか興味深い演出が続きます。

この辺はさかなクンのおかげかな?

 




 

まとめ

感覚的に続編と言うよりは外伝、スピンオフに近いと思います。

 

子供は子供なりに、大人は大人として楽しめる映画ではありますが、個人的には先に述べたように強いメッセージ性が響き、前作ほどは楽しめなかったのが正直なところ。

社会的な弱者や障害を抱える人たちがいる現実、そしてそれに対して優しいとは言えない現代社会に一石を投じるような、平たく言えばやや重たい内容がどうしてもひっかかるんです。

明るく楽しいアドベンチャーだけになおさらね、明るい描写が輝くほど重たいメッセージが暗く濁ります。

 

とはいえ、世間は夏休み。

水族館やアクアリウムに出かけるようなノリで観に行くのが正解じゃないですかね。

 

若干イラっとしますが、やっぱりドリーは可愛いす。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

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