ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス


(原題:Gardians of the Galaxy vol.2)
2017年/アメリカ
監督/脚本:ジェームズ・ガン
キャスト:クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ/デイヴ・バウティスタ/ヴィン・ディーゼル/ブラッドリー・クーパー/他

 




 

 

前作はコチラ

公開してから随分と経ってしまいましたが、やっとこさ観に行けましたよ。

マジで間に合わないかと思った(汗)

 

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ3の3作目にあたり、通算で15作目になる作品です。

ストーリー的にMCUに収束する物語ではなく、どちらかといえばガーディアンズの各メンバーを掘り下げた内容であり、主人公スター・ロードを筆頭に、各キャラクターの背景が描かれます。

 

そこには笑いあり、涙あり、前作を超えたエンターテイメントとして素晴らしい出来となっております。

 

 

 

さっくりあらすじ

スター・ロードことピーター・クイル率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは科学の惑星・ソブリンにあるエネルギー電池の護衛任務に就いていた。

無事任務を完了し、報酬代わりに逃亡犯でありガモーラの妹でもあるネビュラの身柄を拘束し、意気揚々と帰路に着く一行。

しかし帰り際にロケットが電池を盗んでしまい、英雄的な扱いから一転し、ソブリンのお尋ね者になってしまい、ソブリン軍から追いかけられる羽目になる。

圧倒的な軍勢を相手に窮地に陥る一行だったが一瞬にしてソブリン軍は壊滅、たった一人の男が彼らの窮地を救ったのだが、、、

 

 

 

ピーターの父を名乗る男・エゴ
”神”に近い存在

 

ピーターの育ての親・ヨンドゥ
ほぼ主人公

 

ベビー・グルート
可愛いよ

 

 

 

 

ハイレベルな安定感

どう見ても凶暴で危険そうな怪獣を相手に悪戦苦闘するガーディアンズの面々、そんな緊張感を微塵も感じさせないベビー・グルートの愛らしいダンスで物語は始まりますが、この”抜け感”が何よりの魅力と言って良いでしょう。

 

シリアスな状況とコミカルな演出を同時に展開するという”温度差”はとにかく笑えるものですが、露骨に狙ったシーンで笑いを取るというのは至難の業だと思います。

同じ流れを汲むとはいえ「アヴェンジャーズ」とは一線を画す本作ですが、そんな”変化球”を超一流の娯楽作品にしてしまう手腕、本気でくだらない遊び心に取り組む熱意には脱帽の一言です。

 

 

前作に比べ既存のキャラクターをより深く掘り下げるような内容となっており、結果的によりキャラが立ち魅力的になっております。

相変わらず行き当たりばったりのはぐれ者集団なのは変わりませんが、それぞれ思い悩むものがあり、何か背負うものがあり、トラブルメーカーなメンバー達の影の部分にフォーカスしたような印象。

 

そんな各個の哀愁を漂わせつつも壮大な宇宙の危機を描き、迫力満点にそれを解決していく構成は本当に素晴らしいものです。

各プロットも内容に富み、飽きさせることなく物語を収束させる展開は非常にハイレベルな完成度をもたらします。

 

 

どのキャラクターも非常に個性豊かで面白いのですが、個人的に特筆すべきはラヴェジャーズの頭領・ヨンドゥとガーディアンズの特攻隊長・ドラックス。

 

脇役の個性が強すぎて主人公スター・ロードが目立たないのも本作の特徴ですが、今回は特にその傾向が強く、むしろヨンドゥの物語と言って差し支えなさそうな域に達しております。

高い実力を持ちながらも若かりし頃、組織の掟を破ったせいでラヴェジャーズの幹部としては認められずに不満が募るヨンドゥ。

 

掟を破ったのには理由があり、深い後悔と贖罪の気持ちを持ち合わせながらも落胆した日々を送り、遂には手下にも裏切られ拘束される始末。

まぁ復活してからの強さは本作随一と言える戦闘力ですが、最後の最後でピーターと和解するシーンはストレートに涙腺崩壊もの。

その後に続く別れのシーンは更なる涙腺崩壊を誘います。

 

 

そして脳筋なギャグ担当のドラックス。

色々な登場人物がいる本作において、恐らくは最も純粋なキャラは彼かもしれません。

 

常にバカ笑い&特攻なポジションですが、バカ故に時おり呟く一言は物語の真意に近く、何も考えてなさそうな頭の中には常に深い悲しみと怒りが渦巻いています。

共感能力(エンパシー)を持つ新キャラ・マンティスが彼に触れた瞬間に涙を流すシーンはそれを如実に物語っており、つらい感情を押し隠す強さ&優しさを感じさせる名シーンだと思います。

 

 

アクションの合間にコントのようなやり取りが挟まる本作ですが、どれも笑える面白い内容でありながらもどこか哀愁漂うような、深い意味を感じさせる演出もにくいところですな。

 

あと、さりげなーくスタローンが出演してるところも忘れちゃいけません。

特にヨンドゥを演じるマイケル・ルーカーとラヴェジャーズのボス・スタカーを演じるスタローンが雪の降りしきる街で揉み合うシーンなんかは「クリフハンガー」のオマージュかしら?

ファンにはニヤリとさせられるオツな演出でした。

 

 




 

 

まとめ

惑星や組織や個人名など、やや覚える名称が多く、初見の方には分かり辛いのが唯一の難点か。

要所要所で下ネタもちょいちょい出るので、親子で観る際は少しだけ注意も必要かもしれません。

 

非現実な世界観にのめり込ませる演出、観ていてワクワクさせるような圧倒的な迫力、感動と高揚感を余韻として残す脚本、これぞ王道SFエンターテイメント。

親子愛、仲間の絆、家族愛を描いた傑作であり、それを彩る派手な映像やアクション、懐かしく心地よい70年代のメロディ、映画としての完成度は極めて高いと言えます。

 

アメコミ、SFアクションが嫌いな人でなければ概ね楽しめると思います。

未見であれば前作を観てからの方が絶対に楽しめます。

 

オススメです。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。



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