ジャスティス・リーグ


(原題:Justice League)
2017年/アメリカ
上映時間:120分
監督:ザック・スナイダー
キャスト:ベン・アフレック/ヘンリー・カヴィル/ガル・ガドット/ジェイソン・モモア/エズラ・ミラー/レイ・フィッシャー/他

 




 

DCコミックのスーパーヒーローが集結するDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の超大作。

公開からはや1週間、ようやく観に行ってまいりました。

 

監督を務めたのはもちろんザック・スナイダー。

監督としては「300」や「ウォッチメン」、プロデューサーとして「スーサイド・スクワッド」などに携わり、DCEUの世界観の基礎を作り上げた生みの親とも呼べる人物です。

 

しかしザック監督の元で製作された本作ですが、詳細は避けますが娘さんに不幸があったことでポスプロ(編集)に入りまさかの降板。

その後「アヴェンジャーズ」で監督を務めたジョス・ウェドン氏が後を引き継いだものの、それと同時にダークな作風からライトな雰囲気への路線変更を図り、最終的な総製作費が3億ドル(340億円くらい)にも達したそうな。

 

そうして生まれ変わった本作を踏まえた上で「ザック・スナイダー版のジャスティス・リーグが観たい!」という声も挙がったそうですが、果たしてどういう仕上がりになったのでしょうか。

 

 

 

さっくりあらすじ

ドゥームズデイとの闘いで命を落としたスーパーマン亡き後、世界中で謎の生物・パラデーモンによる被害が広まっていた。

謎の異次元生命体であるパラデーモンの脅威に立ち向かうため、バットマンことブルース・ウェインは世界各地にいるメタヒューマンを仲間にするための活動を開始していた。

同じ頃、ワンダーウーマン・ダイアナの故郷が異次元からやってきた異形の怪物・ステッペンウルフにより急襲され、大事に守り抜いていた箱状の物体”マザーボックス”が強奪されてしまうのだが、、、

 

 

 

ご存知バットマン
ボロボロの体に鞭を打ち、今日も平和を守る

 

新キャラ・フラッシュ
超速で動けるが、弱め

 

こちらも新キャラ・サイボーグ
日々進化を重ねる機械人間

 

 

 

 

新たな風

ということで、直近の過去の作品としては評判が芳しくなかったDCの映画ですが、監督の交代劇もあり新たなテイストの仕上がりになっております。

つまりはシリアスな内容だった過去作から路線変更し、娯楽作品としての面が強くなったということです。

 

そもそもは3時間近くの大作になる予定だったみたいですが、上映時間も120分と無駄を省き、ユーモアを交えた明るめな内容は過去作とは一線を画すものだと言えるでしょう。

このダークな雰囲気に終始しない新しい作風は挑戦的な内容だと言えるでしょうし、良いか悪いかは別にして評価すべきところなのではと思います。

 

映像面では過去作に準じて文句無しな内容であり、敵が暴れる臨場感溢れるシーンや、水中での格闘戦という変わり種、そしてド迫力の最終決戦など、どれも高水準で楽しめるはずです。

対して「スーサイド・スクワッド」の時ほどの露骨さは無いにしろ、やはり監督交代&路線変更が響いたのか、やや編集のブツ切り感は否めないように感じました。

 

集まったヒーロー達の単体映画としては事実上「ワンダーウーマン」だけなので仕方ないところですが、やはり3人もの新キャラを集結させるには尺が短く、無理に詰め込んだ感じが出てしまっているんですよね。

そういった面を感じさせないような最大限の工夫も見て取れますが、やはり長丁場でも良いからしっかりと描き切ってほしかったのが正直なところ。

敵となるステッペンウルフも含め、各キャラの掘り下げ方に物足りなさを感じます。

 

 

そして予備知識無しに臨んだせいもありますが、スーパーマンの復活は個人的に驚愕もの。

「あまりにも強すぎるが故に大人の都合で死んでしまったのだろう」と勝手に納得していましたが、予想に反して復活した彼のパワーは作品の根底からひっくり返すほどに強力なものです。

 

その強さは他のヒーロー達が文字通り束になっても敵わない圧倒的なものであり、フラッシュやバットマンに至ってはひたすら避けるor下手に出る以外にできないほど。

そして終盤での無敵&無双っぷりもぶっちぎりであり、ただでさえ劣勢なのに加え一方的にフルボッコにされるステッペンウルフの姿には個人的に同情してしまうような悲しさがありました。

 

やっぱりアレよね、強力な敵は2人くらいいた方が良いよね、ベジータとナッパ的な。

(ナッパに該当する)ステッペンウルフに立ち向かうジャスティス・リーグの面々はZ戦士そのものであり、遅れて来たスーパーマンはどう見ても孫悟空そのものです。

 

で、敵がナッパとサイバイマンだけだったので、Z戦士は満身創痍で足止めするにしても、悟空が来ればもはや戦いにならないほどの戦力差があるわけで。

ただでさえ矢継ぎ早な新キャラ紹介に追われ、各キャラクターの見せ場を作ることすら大変そうなのに、そこに加わる圧倒的な戦力は他のキャラクターの存在感を一層薄くしてしまうんですよね。

 

多少の見せ場はあるにしても「コイツさえいれば!!」と言えるほどに必須なキャラクターがおらず、アクションはどれも迫力満点で見応えがあるだけに、スーパーマン一人でカタがついてしまうであろう展開はちょいと盛り上がりには欠けますな。

 

 




 

まとめ

ちょいと急ぎ足な印象はあるものの、十分に面白い映画だと思います。

MCUにも言えることですが、そもそも好きな人は好きな作品ですし、興味無い人はとことん興味の無いジャンルですし、マニア受けするかどうかは分かりませんが、ライトなファンなら満足できる仕上がりと言って良いでしょう。

 

個人的には、シリーズを通して見ればMCUに一歩及ばずといった感じですが、まだまだ巻き返せるポテンシャルは感じます。

不幸があったザック監督の影響も心配ではありますが、今後も期待したい作品ではありますな。

 

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 



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