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マグニフィセント・セブン

      2018/08/05


(原題:The Magnificent Seven)
2016年/アメリカ
上映時間:133分
監督:アントワーン・フークア
キャスト:デンゼル・ワシントン/クリス・プラット/イーサン・ホーク/ヴィンセント・ドノフリオ/イ・ビョンホン/マヌエル・ガルシア/マーティン・センズメアー/他

 




日本を代表する巨匠・黒澤明監督の「七人の侍」をアレンジした「荒野の七人」を更にリメイクしたウェスタン映画。

いわゆる西部劇を現在の映像技術で再現したような作品ですな。

 

世代的に筆者は西部劇に疎いのですが、そんな素人でも分かりやすい(というか捻りが無い)ストレートな脚本が実に内容濃く彩られています。

西部開拓時代やゴールドラッシュ、保安官にアウトロー、ショットのお酒とリボルバー、とにもかくにも手軽に西部劇を感じられる良作だと思います。

 

 

 

さっくりあらすじ

アメリカ西部に位置する小さな田舎町・ローズクリークを開拓した町民たちは金が採掘できる鉱山を発見した。

しかし悪名高いバーソロミュー・ボーグが金を独占するためにローズクリークへとやって来て、強引に土地を買い上げようと恫喝し、町の教会に火を放ったうえ町民を射殺する暴挙に出る。

見せしめとして夫を殺された未亡人・エマは次にボーグがやって来るまでの間に、助っ人をしてくれるガンマンを探す決意をする。

 

ローズ・クリーク近郊の町、その酒場では荒くれ者のガンマンがカード遊びに夢中になっている。

そこへ現れた黒人ガンマンはバーテンダーに賞金首の事を訪ね、バーテンダー自身が賞金首だと分かると仲間も含めすぐさま射殺、そして”州の委任執行官”サム・チザムだと名乗る。

その拳銃捌きを見たエマは助っ人を依頼し、ボーグの名を聞いたサムはこれを承諾。

私兵軍隊を持つボーグに対抗するため、仲間を集めようとするのだが、、、

 

 

 

 

夫を殺された未亡人・エマ
意外と武闘派

 

その依頼を受け、7人の凄腕が集結!
熱い展開

 

狙うは悪徳実業家
バーソロミュー・ボーグ

 

 

 

 

 

西部劇×エンターテイメント

本物の西部劇のことは分かりませんが、アクション性・ドラマ性・エンタメ性と、どれを取っても及第点な完成度の高い作品だと思います。

先述したようにアウトローな人材が集まり、リボルバーで巨悪を討つという極めて分かりやすい内容は良い意味で単純であり、ほとんどの方はそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。

 

そもそもストーリー的には本当に何の捻りもなく、非常に先の読みやすい作品だと言えます。

しかし各エピソードにそれぞれの”熱さ”があり、順序良くひとつずつ重ねていくことで映画の奥行きが生まれるわけですな。

冒頭から登場するラスボス・ボーグの慇懃無礼で無茶苦茶な理屈と振る舞いを見れば、誰がどう見ても憎しみを感じるような”つかみ”があります。

それに対抗するために主人公格のサムが仲間を集めていく件も実に魅力的、7人の誰もが一騎当千な強者であり、彼らが集結していく流れにもワクワクが止まりません。

そして軍隊並みの戦力を相手に、満を持して始まるラストバトルはハラハラドキドキ、最高に熱いガンアクションの連続です。

この一連の流れは非常にスムーズであり、余計な蛇足を足さなかった編集力は大いに評価したいところですな。

 

 

特筆すべきは登場人物、全員です。

 

委任執行官(賞金稼ぎ)のサムは最も人情味溢れる主人公格であり、彼を中心に戦いが始まります。

ガンマンでギャンブラーのファラデーも軽口をたたきながらも実力は本物、修羅場をくぐってきた凄味を秘めています。

チザムの旧友であるグッドナイトはトラウマを抱える複雑なキャラクター、イーサン・ホークの好演が光ります。

その連れであるアジア系ナイフ使いのビリー、イ・ビョンホンが超カッコいいす。

指名手配をされている荒くれ者・バスケス、何気に一番良い奴っぽいし。

そして”人の皮を被った熊”ことぽっちゃりおじさん・ジャックも可愛いし。

そしてインディアンのレッドハーベスト、個人的には一番好きなキャラでした。

 

もうね、どのキャラも魅力的で素敵なんですよ。

それぞれクセがあり実際にいたら絡みづらそうなんだけど、誰もが常に冷静で強く、過去にくぐってきた修羅場を思わせる強靭さがあるんですね。

尺の都合でそれぞれの掘り下げは浅めに終始してしまいますが、それを踏まえた上でもカッコいいですし、タイプは違うものの男たるものこういうメンズを目指さなきゃと思ってしまうくらいの渋さがあります。

 

あとはヒロインのエマ演じるヘイリー・ベネットがとっても素敵。

西部風な薄汚れたすっぴん姿にも関わらず衰えない美貌、無駄に強調されるバストラインは実に素晴らしいですね。

銃を持たせたら絶対に彼女の方が強いですが、彼女のためならば命を懸けて戦うに値するかもしれません。

 




 

まとめ

ろくに観たこともないですが、「やっぱり西部劇はカッコいいぜ!」と唸る完成度かなと。

単純でテンポの良い演出。

各俳優たちの魅力を引き出すキャラクター性。

目新しいものはなくとも安定感のあるガン・アクション。

これは観て損の無い映画だと思います。

 

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

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