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モネ・ゲーム

      2017/08/23

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(原題:Gambit)

2012年イギリス/アメリカ
上映時間:89分
監督:マイケル・ホフマン
脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
キャスト:コリン・ファース/キャメロン・ディアス/アラン・リックマン/トム・コートネイ/スタンリー・トゥッチ/クロリス・リーチマン/伊川東吾

 




 

 

1966年に公開された「泥棒貴族」という映画のリメイク作品だそうです。

先日「キングスマン」を観たらあまりにもコリン・ファースがカッコいいもんだからすっかりファンになっちゃいまして、珍しくつい最近観た作品のご紹介です。

パッケージを見て、コリン・ファース×キャメロン・ディアス×アラン・リックマンを混ぜるとどんな化学反応が起きるのか、興味深すぎて即ジャケ買いしてしまいましたが、このアラン・リックマンは本当にカッコいいっすよねぇー。

セブルス・スネイプ先生と言えば殆どの方は分かるでしょう。

「ダイ・ハード」のハンス役の頃から個性を発揮していましたが、英国紳士的な品のある悪人面(褒め言葉)に独特の渋い声が魅力なナイスミドルです。(2016年に亡くなりました、合掌)

あと出番は少なめですが、ピンポイントで挟まってくるスタンリー・トゥッチも良い味出してますねー、「ラブリーボーン」の犯人とはとても思えない。

個性的な存在感を持つ万能俳優さんだと思います。

さっくりあらすじ

イギリスの大富豪ジャバンダーの下で働くキュレーター(美術品の研究、鑑定を行う人の総称)のハリー。

絵画コレクターでもあるジャバンダーは印象派の巨匠画家クロード・モネの作品を探し続けていたが、彼の横柄な態度や人間性にウンザリしていたハリーは知人の退役軍人ネルソン少佐が描きあげたモネの贋作を売りつけるために計画を練る。

現存していれば、本来の持ち主である可能性が最も高いアメリカのカウガール、JPを仲間に誘い準備万端、いざ絵画詐欺を始めるためにハリーはジャバンダーのオフィスを訪ねるが、、、

 

 

 

i2-gambit堅物のキュレーターと奔放なカウガール
二人とも共通してマヌケです

 

 

さくっと観れるクライムコメディ

観終わった感想としては何と言いますか、、、良い意味で期待を裏切ったというか、想像してたのと違うけど面白かったなぁ、という感じ。

ひねりにひねって、上手いこと着地した感じの作品です。

ただシュールな笑いは良いのですが、いちいち引っ張り過ぎてチョイと興ざめしてしまうのが玉にキズ、これが英国風なんですかね?

せっかくの大物俳優を3人も使ったのにも関わらず、それに相応しいユーモアを用意できなかったのもマイナス、これは監督のセンスによるものか。

 

コリン・ファースとアラン・リックマンはさすがの存在感、良い演技で素晴らしいですね。

頼りなく、頑固なハリーと優秀な富豪で性格の悪いジャバンダー、二人の役どころがハマりすぎてて面白かったです。

 

キャメロン・ディアスも相変わらず可愛いしスタイルも抜群ですが物語の設定上、もう少し若いギャルの方がしっくりきたかなぁーと思います。ちょいともったいなかったすね。

ついでに冒頭の妄想シーンもいきなりスパッと終わるので、ちょいとビックリというかやや作りが荒いかなと、ライオンのCGも今の時代だと少し違和感を感じます。

随所に勿体ないと感じる演出が多く、もう少し丁寧に演出できれば非常に面白くなるであろうポテンシャルは秘めていると思いますが、残念ながら映画としての完成度はお世辞にも高いとは言えません。

端的に言えば俳優の技量に助けられている作品ですな。

 

 




 

 

まとめ

面白い映画だけに、完成度としてあとちょっと、もう少しだけ丁寧に作れればなぁと惜しい気持ちになります。

しかし、コリン・ファース、キャメロン・ディアス、特にアラン・リックマンの3者ともにサービスショットを完備。

その中にクスッと笑えるシュールな笑いを混ぜ込み、バカそうな日本人の描写が実は重大な意味を持っていたり、実はハリーはかなりの切れ者なんじゃないかと匂わせるような描写があったりと奥が深く、後々になってひねる構成はとても面白かったです。

この辺はやはりコーエン兄弟の脚本が色濃く生きたのかもしれません。

 

かなり濃いというか、89分の中で色々と内容の詰まった映画です。

さくさくっと観れる時間で、テンポ良く気楽に楽しめるクライムコメディだと思えば悪くはないかな。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

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