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ミセスダウト

      2018/07/20

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(原題:Mrs.Doubtfire)

1993年/アメリカ
上映時間:126分
監督:クリス・コロンバス
キャスト:ロビン・ウィリアムズ/サリー・フィールド/ピアース・ブロスナン/ハーヴェイ・ファイアスタン/ロバート・プロスキー/ポリー・ホリデイ/リサ・ジェイコブ/マシュー・ローレンス/マーラ・ウィルソン/アン・ヘイニー

 




 

 

近年では「ナイトミュージアム」のセオドア・ルーズベルト役が記憶に新しいところですが、ハイテンションなマシンガントークや物まねからシリアスで鬼気迫る演技まで、幅広い表現を身につけていた万能な俳優。

まさに名俳優と呼ぶにふさわしいロビン・ウィリアムズの代表作です。

 

ヒューマンドラマとしての完成度やコメディとしての演出が共に素晴らしく、更にその上にロビン・ウィリアムズの演技が乗ることで、名作と呼べる面白い作品になるわけです。

いい歳こいたしょーもないおっさんがドタバタするコメディドラマなんですが、笑いあり、涙あり。

しょーもないおっさんが成長し立派なおじさんになる過程を描くこの映画は、おっさんになりかけている僕の胸を打ち、感動を呼びます

けっこう前の映画なので、結婚や離婚の価値観や意味に大きな変化があり、家庭の形そのものが複雑になりつつある現代ですが、それでも夫や妻や子供達に対する愛情や思いやりが大切なことに変わりはないでしょう。

この映画を観ることで、毎日の生活の中で忘れがちになってしまう「大切な人に対する思いやり」を思い出す良い機会になるかもしれません。

 

 

 

さっくりあらすじ

あらゆる声真似を得意とする声優のダニエルだが、ある日上司とモメたせいでクビになってしまう。

冷え切った夫婦仲で家事もせず、子供と遊ぶだけの日々を過ごすダニエルに愛想が尽きた妻ミランダは離婚の意思を告げ子供を連れて帰ってしまう。

その上、生活能力の無いダニエルは養育権を奪われ、子供に会えるのは週に一度だけとなってしまう。

ミランダはかつての恋人との交際をスタートし、留守中の子守や家事をしてくれるお手伝いを募集し始める。

それに気づいたダニエルは知人のメイクアップアーティストの力を借り、特殊メイクでイギリスの老婦人ミセスダウトに変身。

ミランダに気に入られ家政婦として子供達と過ごすことになるのだが、、、

 

 

 

 

Mrs_Doubtfire_2_66726_convert_2015121116290120年前の特殊メイクでこのクォリティって
すごくない!?

 

 

 

人を思いやるきっかけ

夫や父としてはダメな人間だったダニエルが、ダウト夫人という役を演じることで、できなかった家事や子供に対するしつけ方を学んでいきます。

最終的には凄まじい家事スキルを会得、最高クラスのスペックを誇る家政婦にまで成長していきます。

常に家は清潔、子供達の成績も伸び、仕事で手いっぱいのミランダの支えとなり彼女からも信頼されていくわけですが、、

本来は夫や父がすべきことだったわけですが、ダニエルはずっと気づくことはありませんでした。

それがダウト夫人の目線(ダウト夫人を演じる自分の目線)で見ることにより、初めてミランダが頼りないダニエルに見せなかった素直さや苦労、そして家庭のあり方に気づいたわけです。

 

相手の悩みや立場を理解し、共感することができない人間はなかなか愛してもらえないものです。

そんな自分本位な考え方が他者にストレスを与え、本当に大切なものを失うまで反省すらしないのが現実だと思います。

 

 

ダニエルはユニークで子煩悩ではありましたが、自分の振る舞いがどれだけミランダの負担になり、彼女を不愉快にさせていたか、一緒に住んでいた頃ではそれに気づく素振りもありません。

劇中、ミランダが自分の心境や離婚した夫のことをダウト夫人に語るシーンがあり、それこそがダニエルがとうとう最後まで得ることのできなかった夫婦の信頼であり、絆であるわけです。

 

映画の最後、ダウト夫人が去った後の家は静かで寂しく、家庭というものが成り立つためには何が必要だったのかが浮き彫りになります。

仕事もそこそこに、子供達に恋しさを感じるミランダ。そしてダウト夫人を恋しがる子供達。。

しかし彼女はもういません。。。

 




 

 

まとめ

一度壊れた家庭は元には戻りません。

それでも家族みんなの幸せのためにダニエルも、ミランダも互いに思いやりを持ち、親としての役割を果たそうとする姿は、不完全ながらも責任のある大人の姿ではないでしょうか。

 

分かりやすいハッピーエンドな映画ではないですが、笑える内容の中に深く、考えさせられるテーマが含まれている、大人も子供も楽しめる素晴らしい映画です。

 

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

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