ハムナプトラ2/黄金のピラミッド

The Mummy Returns 1_convert_20160114100207
(原題:THE MUMMY RETURNS)
2001年/アメリカ
上映時間:130分
監督/脚本:スティーブン・ソマーズ
キャスト:ブレンダン・フレイザー/レイチェル・ワイズ/フレディ・ボース/ジョン・ハナー/オデッド・フェール/ショーン・パークス/アーノルド・ヴォスルー/パトリシア・ヴェラスケス/ザ・ロック/他

 




 

 

前作「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」がヒットしたので、製作された続編になります。

序盤以外で「死者の都・ハムナプトラ」はあまり関係なくなってる気がしますが、気にしたらいけません。

恐らくは続編の予定は無かったんじゃないかと思います。

 

急遽製作することになったのか?と思わせる後付けの設定や、完成度の低いVFXなど、前作と比べて雑な印象が拭えません。

続編映画のハードルの高さも、改めて感じさせますね。

相変わらずドタバタで面白いんですけど、前作と比べるとどうしてもね。

 

 

 

さっくりあらすじ

5000年前の古代エジプトの都市・テーベ。

屈強な戦士であるスコーピオン・キングは、世界を征服するためテーベを攻撃するも、7年にわたる戦いの末に敗北し「アム・シェアー」と呼ばれる砂漠に追放された。

過酷な砂漠の環境に耐え切れず一人、また一人と倒れていく兵士達。

最後の一人になったスコーピオン・キングはアヌビス神に”自分の命を助け、敵を倒せるのであれば魂を捧げる”と誓いを立てる。

呼びかけに応えたアヌビス神は自身の軍をスコーピオン・キングに指揮させ、約束通りテーベを滅ぼさせた。

しかし同時に、スコーピオンは永遠の僕として囚われることになってしまった。

 

1933年、リックとエヴリンは結婚し息子のアレックスも8歳に。

ある日、エジプトの遺跡で「アヌビスの腕輪」を発見したリック一家。

しかしイムホテップを神と崇め、腕輪を使いアヌビスの軍を手中に収めようとする大英博物館の館長・ハフェズとその部下達に襲われることに。

何とかロンドンの自宅へと逃げ帰るも、好奇心旺盛な息子アレックスが腕輪を身につけてしまう。

一方で、死者の都「ハムナプトラ」ではハフェズの暗躍により、イムホテップが復活。

アヌビスの腕輪を身につけたアレックスをさらい、アヌビスの軍が眠る「アム・シェアー」への道案内をさせる。

息子を救うために戦うリック一家。

世界制服を狙うイムホテップとハフェズ。

そして「アム・シェアー」に眠るスコーピオン・キングによる、三つ巴の戦いが始まるのだが、、、

 

 

 

 

リックとイムホテップ
再び始まる因縁の対決

 

斜め上の展開で始まる
キャットファイト

 

The-Mummy-Returns-2001-the-mummy-movies-6331088-720-480_convert_20160114100227サソリ人間のドウェイン・ジョンソン
CG荒め

 

 

 

 

面白いんだけどね、、

前作に引き続き面白いは面白いんです、決してつまらない作品ではありません

でも全体的にショボくなったというか、より子供向けになったというか。

 

メチャクチャながらも、どこか謎めいたエジプトの神秘を表現した前作。

対して本作は、より俗っぽく、より安っぽく仕上がってしまった印象が拭えません。

CGや演出も荒っぽく、展開も唐突で緊張感が無いため、全体的な抑揚を感じることができません。

その劣化っぷりは、本当に同じ監督が作ったのかと思ってしまうくらいです。

 

 

前回は書きませんでしたが、砂漠を守る戦士・アーデスを演じるオデッド・フェールが今回は大活躍。

「バイオハザード」シリーズでもちょうくちょく出演していましたが、カッコいいですよね、この人。

 

ブレンダン・フレイザーは相変わらずタフでカッコいいし、面白いし、安定感のある素敵な3枚目。

ヒロイン枠の女性陣も相変わらずの魅力で、作品を盛り立てます。

特にレイチェル・ワイズ演じるエヴリンと、パトリシア・ヴェラスケス演じるアナクスナムンの生まれ変わりが戦うエロ可愛いキャットファイトは、最大の見所と言っても過言ではありません(多分)

 

ただね、前作ではあんなに強かったイムホテップが何ともがっかりなポジションに。

スコーピオン・キングの前では先輩ヤンキーに呼び出された新人ヤンキーみたいになってしまって、やるせない気持ちになりますね。

せっかく当時WWEのスーパースターだったドウェイン・ジョンソンを起用したのに、荒いCGのせいで素材を生かせず。

うーん、消化不良。

 




 

 

まとめ

明らかに前作よりもパワーダウンしちゃった感がすごいです。

まぁこれは続編の宿命でもありますし、言うてもシリーズものなので、前作を観た方はそこそこに楽しめるでしょう。

あえて悪く書きましたが、個人的にはやはり好きな映画ではあります。

 

3作目は商業主義の臭いがプンプンするえらいこっちゃな作品になってしまったので、オススメはできません。

逆に言えば、ここまでは十分に観れる作品だと思います。

 

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 

 

おまけ

2016年4月(もうすぐだね)に何と4作目が公開されます。

ストーリーやキャストを一新し、コミカルさを抑えたダークファンタジーな作品だとの噂ですが、、、マジ?

 

 

 



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