シャーロック・ホームズ/シャドウ・ゲーム


(原題:Sherlock Holmes:A Game of Shadows)
2011年/アメリカ/イギリス
上映時間:128分
監督:ガイ・リッチー
キャスト:ロバート・ダウニー・Jr/ジュード・ロウ/ノオミ・ラパス/ジャレッド・ハリス/エディ・マーサン/ケリー・ライリー/他

 




 

前作はコチラ

古典的で著名な推理モノを斬新なアクションと映像でエンターテイメントに仕立て上げた映画ですが、続編となる本作では満を持して最強の敵と相対するというもの。

センセーショナルな印象だった前作の勢いそのままに、今回も派手なアクションに内容の濃い知恵比べ、しかしながら同じ流れの中でも異なる作品にしようと、二番煎じに甘んじない意図は見て取れます。

 

かまってちゃんなイケメンおじさんと、ツンデレなイケメンおじさんの掛け合いは今作も健在で、むしろこれだけでも結構面白い作品かなと思います。

 

 

 

さっくりあらすじ

イギリス国内で連続爆破事件が多発している中、アイリーンがテロに関わっていると推理したホームズは、変装して小包を運ぶアイリーンと会う。

医師のホルマンに渡った小包の中身は爆弾であり、辛くもホームズの助言で爆発は免れたが、モリアーティ教授の一味の手により結局ホルマンは暗殺されてしまう。

呼び出しを受けモリアーティ教授と相対したホームズだが、教授からアイリーンが死んだこと、これからはワトソン夫妻にも危害が及ぶことを告げられる。

一方で、ホームズの反対を押し切った末の結婚式を終え、ハネムーンのために列車に乗るワトソン夫妻の元に刺客が現れ、彼らを守るためにホームズも乱入するのだが、、、

 

 

 

シュールな笑いは健在

 

兄・マイクロフトを演じるスティーヴン・フライ
知る人ぞ知る名俳優

 

新婚のワトソン夫妻
恐らく奥さんが今作最大の被害者

 

 

 

 

男と男のぶつかり稽古

とまでは言いませんが、前作にも増して同性愛を感じさせるような演出が多く、端的に言えばゲイ風なホームズとワトソンのラブラブ感が嫌でも目につきます。

というか、ホームズが変人を通り越して完全に危ない領域まで差し掛かっていて、面白いけど引いてしまうような、自然と苦笑いが浮かぶような演出が多いです。

 

印象的な映像作りに定評のあるガイ・リッチー作品らしく、随所に散りばめられた迫力ある映像は非常に興味深く、リッチー監督の技量は素直に関心するばかり。

 

特に目玉とも言える、スタイリッシュでスリリングな森林での逃走劇は迫力満点。

ファスト&スローな映像が目まぐるしく交差し、弾丸が飛び交うシーンは一見の価値ありです。

それ故に、ゲイカップルのようなイチャイチャぶりには目がテンになるばかりですが。。

 

 

前作ではヒロイン扱いだったアイリーンがまさかの脱落でいささかビックリですな。

それにとって代わり登場するノオミ・ラパスこと占いジプシーも悪くはないんだけどね、、アイリーンを演じるレイチェル・マクアダムスほどのインパクトは無いかなぁ。。

 

これは女優としての存在感や演技力の差ではなく、キャラクターとしての魅力の差って意味です。

というか、ルパンに於ける「不二子ちゃん」がいなくなっちゃうと、それに匹敵するキャラっていないよね。

 

 

物語としては壮大な計画を企むモリアーティ教授にホームズが打って出る形式であり、異次元な推理力と戦闘力を誇るホームズと、それを上回る狡猾な知恵を持つモリアーティ教授の戦いは普通に面白いっす。

ワトソンを含め、守りながら戦うことを余儀なくされているホームズ。

自身の持つ駒を使いガンガン攻めてくるモリアーティ教授。

 

そんな二人の権謀術数は展開の早いチェスを眺めているようで、理解できなくても夢中になるような魅力に溢れています。

ただ最後の戦いは個人的にバチバチやりあって欲しかったなぁ。

互いの脳内イメージ(シャドウゲーム)での探り合いも面白かったんだけど、ものすごくあっさり終わったもんだからちょっと拍子抜け。

 

クライマックスよりも中盤の方が見せ場が多くて消化不良な印象でした。

 




 

まとめ

前作が気に入った人は鉄板で面白いでしょう、それ以外の人でも及第点な出来かなと。

シリーズの完結は「?」で締めくくられているため、次回作も構想の内にあるのかもしれません。

 

全体的に格闘シーンは前作よりやや控えめで、あくまで知恵比べを中心に据えた作品であり、そういった意味で前作とは異なる面白さとなっております。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。



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