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テイキング・ライブス

      2018/08/12

taking_lives
(原題:Taking Lives)
2004年/アメリカ
上映時間:104分
監督:D・J・カルーソー
キャスト:アンジェリーナ・ジョリー/イーサン・ホーク/キーファー・サザーランド/ジーナ・ローランズ/オリヴィエ・マルチネス/チェッキー・カリョ/他

 




 

1999年出版のマイケル・パイ著「人生を盗む男」という小説が原作のサスペンス映画。

他者を殺害し、その人物に成りすまして生活を送る猟奇殺人鬼と、その背中を追う天才プロファイラーのお話しです。

でもなぁー現実的に考えてこれ無理じゃね?的なイメージが拭えないまま鑑賞、そして無理じゃね?という感想。

 

よほど近しい人物でなければ他人の性格・癖・交友関係・仕事・特技・趣味なんて分かるはずもなかろうに、、むしろそういった面に対してどう説得力をもたせるのかに興味を持ったわけなんですが。

さらにそういった現実的ではない犯罪に対し、プロファイリングというスキルがどう役立って、どう解き明かしていくかにも注目していたわけなんですが。。

 

 

 

さっくりあらすじ

1983年、カナダ・ケベック州にて、交通事故によりマーティン・アッシャーという少年が死亡したと報道された。

時は流れカナダ・モントリオール州にて、工事現場で身元不明の遺体が発見され、地元警察のルクレア警部はFBIに協力を要請し、”プロファイルの天才”と評される特別捜査官イリアナ・スコットが派遣された。

パーケット刑事、デュバル刑事と共に捜査に当たるイリアナだが、誰も気づかなかった点から徐々に犯人像を浮かび上がらせていく。

そんな中で最初の事件と同じ手口で殺人事件が発生、しかし今回は目撃者が見つかり、イリアナは事件を目撃した画家・コスタに尋問を始めるのだが、、、

 

 

 

still-of-angelina-jolie-in-taking-lives-(2004)-large-picture天才プロファイラー(笑)のイリアナ
ド変態

 

第2の事件の目撃者
油絵画家のコスタ

 

53805338829c09fc08fc5871d947aa59おもくそ怪しい画商・ハート
分かりやすいミスリード

 

 

 

 

久しぶりのツッコミ天国

まず知人・友人・家族が見ればバレるよねっていう疑問。

もう少し踏み込めば血液型や遺伝子検査をすれば99.9%バレるよねっていう、極めて当たり前な疑問は見事に投げっぱなしジャーマンです。

 

普通に観ていればほとんどの方はプロファイリングが完了していると思いますが、あまりにも被疑者が”成りすまし”に対しての努力をしていないので逆に悩むことでしょう。

整形しているわけでもなく、変装しているわけでもなく、ここまで素の状態をキープしているとお隣さんでも気づくだろってレベルです。

 

 

そんなこんなで、事件の目撃者である画家のコスタはその言動から怪しまれており身元調査としてDNA鑑定を実施し、そして結果はシロ、、、シロ!?

これはズルいよね、判別不明とかじゃなくてシロだもんね。

こんな強制的に怪しい人物を除外する力技は観たことなかったよ、逆に斬新にも感じましたよ。

 

 

天才プロファイラーであり、敏腕捜査官でもあるイリアナですが、これもまた色々とおかしい。

原型を留めないほどに顔が潰されるという、典型的な猟奇殺人事件での捜査に当たるわけですが。

彼女独自のプロファイリングとして凄惨な事件の写真と共に過ごし、事件現場へと出向けば被害者の倒れていた場所へと寝転がるという上級者向けなプレイ

 

一応被害者目線での感覚を得るためという理由はあるものの、死んだ後を体感してどうする

そして導き出した答えとして、最初の事件も2番目の事件も手口と現場状況が似ていることから同一犯だと断定!、、うん、僕もそう思うわ。

 

 

全体的に登場人物が少ないので、犯人であり得る人物の範囲が狭すぎるのが問題ですね。

サスペンスなのに緊張感や難解さが皆無で、なおかつ”成りすまし”というテーマを掘り下げきっていないので、猟奇殺人鬼としてもパンチが弱い。

「カニバリスト」とか「剥製大好き」とか「皮膚の裁縫が趣味」とか、異常性に欠ける犯人像なので潜在的に感じる恐怖が少ないのかもしれません。

嫁さんか友達か同僚か、誰かは気づくので自分に成りすませるわけないし、死んだ後よりも死ぬ前に何をされるかの方が全然怖いですよね、実際。

 

 

本作での見どころは驚愕のラストシーンだと言われていますが、むしろそこはどうでも良いです。

「なんだかなぁ、、」という気分に苛まれた後で、オマケみたいなどんでん返しを見せられても特に盛り上がることはないです。

 

むしろ見どころとしてはアンジーの濡れ場、もう消去法でこれしかないでしょう。

おもくそ怪しい容疑者に惹かれるイリアナがコスタと絡む、それも予想以上に絡む、若干しつこいくらい絡む。

見応えがあるのはここくらいで、なかなか思いきりの良い脱ぎっぷりは素晴らしいと思います。

 




 

まとめ

とはいえサスペンスとしての雰囲気や演出などは結構良くできています、それ故に辻褄が合わないまま突っ走るのが気に入らないわけなんですが。

原作は読んでいないので分かりませんが、どうみても脚本が雑なんでしょう。

 

オススメできる作品ではないですがアンジー好きは必見、それ以外は何かのついでに観てみると良いかもしれません。

良かったらご鑑賞くださいませ。

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