処刑人

Boondock Saints
(原題:The Boondock Saints)
1999年/アメリカ
上映時間:110分
監督/脚本:トロイ・ダフィー
キャスト:ショーン・パトリック・フラナリー/ノーマン・リーダス/ウィレム・デフォー/ビリー・コノリー/デヴィッド・デラ・ロッコ/他

 




 

高校生の時に、友人に勧められて観た懐かしい作品。

何気なしに観たせいか、そのあまりのカッコよさとハードボイルドっぷりに度肝を抜かれ、今もなお愛し続けている映画です。

 

アイルランド系イケメン俳優の、ショーン・パトリック・フラナリー。

イタリア系イケメン俳優の、ノーマン・リーダス。

この二人が織りなす異常なカッコよさは、もうそれだけで一見の価値あり。

 

中世的で女性寄りのメンズがもてはやされる昨今ですが、彼らの前では何の価値もありません。

”男”の本当のカッコよさ、あるべき姿を学ぶため、メンズなら一度は観ておきましょう。

 

大人の事情でトロイ・ダフィー監督の個人資産をつぎ込み、自主製作的なノリで作られた作品ながら噂が噂を呼び、結果的にスマッシュヒットを記録した本作。

ちなみに原題の「The Boondock Saints」は「路地裏の聖人」という意味になります。

 

 

さっくりあらすじ

ボストンの路地裏に住むマーフィー、コナーのマクマナス兄弟は敬虔なカトリック教徒。

聖パトリックの祭日、二人はロシアン・マフィアと喧嘩になり、アパートに乗り込んできたマフィア達を返り討ちにし、殺害してしまう。

正当防衛が認められ罪に問われなかった二人だが、拘留中に「神の啓示」を受けたことで覚醒、秘密裏に悪人を始末する「処刑人」となり活動を開始する。

偶然にもマクマナス兄弟が処刑人だと知った親友でイタリアン・マフィアの下っ端、ロッコはマフィアから足を洗い彼らの仲間となった。

一方、敏腕FBI捜査官のポール・スメッカーは独自のプロファイリングを駆使し、悪人を殺していく連続殺人犯の影を追っていた。

そして、次々と手下を殺されたイタリアン・マフィアの首領パパ・ジョーは、謎の処刑人を殺すため、伝説の殺し屋イル・ドゥーチェを差し向けるのだが、、、

 

 

 

 

connor-sean-patrick-flanery-31888047-1000-762コナー・マクマナス
映画のように悪人を始末するのが理想

 

マーフィー・マクマナス
コナーと比べてヤンチャ気味

 

”コメディアン”ことロッコ
地味に漢気に溢れる
ちなみに本物のコメディアン

 

 

 

 

いいから観てよ

内容としては、神の声を聞いちゃったヤンチャな兄弟が、街に巣食うマフィアをぬっ殺していくという単純なものです。

アクションにリアリティがあるわけでもなく、どちらかと言えばややおバカなガンアクションと言っても良いでしょう。

 

しかしこの映画の神髄は、全ての映像に於いてのカッコよさに尽きます。

例えば冒頭、教会から出た兄弟がタバコに火をつけるシーン。

もうね、なんつーか”絵”になるってこーゆーことを言うんでしょうね、思わずジッポを買いに行きたくなりますよね。

 

行きつけのバーもカッコいいし、兄弟が住む汚いアパートもカッコいいし(特にエレベーター)、二人が身に着けるロザリオもカッコいい。

無精で無骨ながら、ワイルドな魅力に溢れる俳優と演出は地味ながらも、この世界観を作る上で欠かせないものです。

ついでにさらっと着こなす、ストーンウォッシュのデニムとピーコートも素敵。

 

 

コナーに蹴りを入れた女性を、平気で殴り倒すマーフィー。

マーフィーを助けるためならば、平気で屋上から飛び降りるコナー。

そんな2人はマジで一心同体というか、何者にも断ち切れない強靭な絆を持ちます。

 

「学校で習った」とは思えない数々の外国語を操る2人。

マフィアの会合に突入するために、ロープが必要か否かで喧嘩する2人。

そんなハイスペックな兄弟がキャッキャとじゃれあう姿が可愛らしく、女子の目にも優しい親切設計。

 

そんな超絶イケメン兄弟に割って入る親友・ロッコの存在。

間抜けでプライドが高く、マフィアなのに人を疑うことを知らないお人好しです。

粗暴で魅力的な人物とは言えませんが、撃たれて命を落とす際のセリフは感涙モノ。

 

 

そして影の主人公とも呼べる、ウィレム・デフォー演じるFBIポール・スメッカー捜査官。

独特の顔立ちと存在感を放ち「スパイダーマン」のグリーンゴブリン役で有名な彼ですが、色々な意味で体を張った演技を披露してくれます。

オペラを聞きながら優雅に推理をする凄腕ですが、ゲイで女装もするという何ともコメントしづらいスメッカー捜査官の存在。

 

存在を匂わせながらも尻尾を掴ませない「処刑人」に苛立ち、徐々にキレ始める姿はものすごい迫力。

もはやコイツの方が危ないんじゃないかと思えてくるような、鬼気迫る演技です。

司法では裁けない「悪」を成敗するマクマナス兄弟に対し、複雑な感情を持ちながらも自分の正義を貫く姿はなかなか考えさせられるところがあります。

 

あとは演出面として、実際に起きたことと照らし合わせるかのような推理シーンは面白い、アイデア賞。

 




 

まとめ

ハードボイルドでスタイリッシュな「必殺仕事人」だと思えば大体合ってます。

「法で裁けない悪人を裁く」というプロットはそんなに珍しくないですが、一般人へのインタビューと称したエンドクレジットは現実的で考えさせられるものがあります。

決して濃い内容ではないと思いますが、映画としてもそれなりに見応えはあるでしょう。

 

いま流行りの「ウォーキング・デッド」のダリルが主人公なんで、ノーマン・リーダスに憧れてる人は迷わず観るべきです。

あまり女性向けな映画とは言えませんが、ファンならやはり観て損は無いでしょう。

男が憧れる、シビれる漢の姿にぜひ酔いしれましょう。

 

オススメです。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。



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