オデッセイ

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(原題:The Martian)
2015年/アメリカ
上映時間:141分
監督:リドリー・スコット
キャスト:マット・デイモン/ジェシカ・チャステイン/マイケル・ペーニャ/ケイト・マーラ/セバスチャン・スタン/アクセル・ヘニー/クリステン・ウィグ/他

 




 

アンディ・ウィアー著作「火星の人」を原作としたSFサバイバル映画。

最近「インターステラー」観たし宇宙モノは今度でいいや、としばらく放置していた作品です。

で、久しぶりに「映画館で観るべきだった、、、」と激しく後悔した作品でもあります。

いやぁ、、面白かった。

 

火星という過酷な環境で生き延びようと試行錯誤する人間の姿。

その事実を知り建前と本音の間で葛藤する人間の姿。

自身の進退を省みずに救出へと向かう人間の姿。。

宇宙サバイバルではありますが、非常に濃い人間ドラマも見どころです。

 

ちなみに監督は「エイリアン」「ブレードランナー」をはじめ、映画史に残るレベルの名作を送り出した巨匠リドリー・スコット氏。

非常に几帳面で職人気質で神経質、頑固な人として知られ、撮影スタッフやスタジオ関係者と対立することも珍しくないんだとか。

 

 

さっくりあらすじ

火星への有人探査計画・アレス3。

任務中、大きな砂嵐に襲われたクルーは任務を放棄し、脱出するためのロケットへと向かうものの、折れたアンテナが植物学者として参加していたマーク・ワトニーに直撃。

宇宙服の損傷で通信も遮断され、残ったクルーはマークが死亡したと判断しロケットで脱出、そして地球への帰還のため火星軌道上にあった宇宙船・ヘルメス号へと帰還し、地球を目指し出発した。

しかし偶然にもマークは生き延びており、火星に一人取り残されたことを察知する。

砂嵐で負った傷を治療し、救助がやって来ることを信じ、残された物資を利用して生き延びようと模索するのだが、、、

 

 

 

%e7%84%a1%e9%a1%8c火星
気温マイナス140°~マイナス63°
ちなみに四季があるそうな

 

そんな惑星に独りぼっち
限りある物資を利用し、生還を目指す

 

yjimage人糞、火星の土、電気分解水を駆使し、
ジャガイモの栽培を始める

 

 

 

冷静に、前向きに

とにかく主演マット・デイモンの演技力が光ります。

序盤のシーン、アンテナの支柱が腹に突き刺さり、自分で引っこ抜いて医療ホッチキスで塞ぐとこなんかもう、とにかく超痛そう。

この迫真の”痛がりっぷり”だけで一流の役者だということが見てとれます、本当にケガしてんじゃないかってくらい。

 

そしてマットが演じる植物学者マーク・ワトニーですが、彼の根性がもう素晴らしいですね。

生身では死んでしまう過酷な環境、そんな地球から遠く離れた惑星で一人取り残されるという絶望的な状況。

 

死んだ時のことを考え、淡々と自身の映像を記録として残し、知恵を振り絞って水を作り、ジャガイモを作り、地球への交信を試みる。。

悲観しないんですね、死と隣り合わせな生活を送りながらも、ただ淡々と必要な作業をこなしていく姿は称賛に値します。

 

 

当然のことながら何もかもが上手くいくわけではなく、時として致命的な失敗や事故に見舞われてしまいます。

それでもスタンスを変えることなく、再び作業に取り掛かる姿は見習うべきものがあります。

この心の強さ、意思の強さを描く演出は本当に素晴らしい。

人の心に訴えるものがあるますよ。

 

 

対してマーク生存を知ったNASAの長官。

こういう時って悪者なイメージが先行するから可哀想ですよね(笑)

まぁ、実際に同じことが起きたら隠ぺいするかも分からんですが、、でもNASAという集団が天才児の集まりだという点はしっかりと強調されています。

 

ただ他のレビュアーもみんなツッコんでますが、唐突に現れる中国ロケットの存在にややビックリ。

ついこの間、中国ロケットも打ち上げに成功したばかりだし、技術的には問題無さそうですが、アメリカの威信とも言えるNASAが中国に助けを求めますかね?

 

蛇足だと分かってはいるんですが、仮に中国が助力を申し込んだとして、確実に政治的なカードになってしまいそうだと、無駄にリアルな妄想が頭をよぎります。

ついでにここでJAXAを選んでもらえないあたりも少し寂しいな、というのが本音ですね。

 

 

マークが挫けることなく頑張る姿は胸を打ち、社会的な体面を気にしながらも救出のために奔走するNASAの姿は苦笑い、そして半ば強引に救出に向かうアレス3のクルーは感動を呼びます。

火星という過酷な環境や、独りぼっちという悲観的な状況を良い意味で感じさせず、70年代ディスコ・ミュージックを添えて明るい前向きな印象に終始したのも個人的には好感が持てます。

 




 

まとめ

141分とやや長めな作品でありながら、それを全く感じさせない濃い内容です。

改善されていく火星生活と、それを容赦なく吹き飛ばすアクシデントに終始ドキドキハラハラが続きます。

 

科学考察を交えた宇宙でのサバイバル、救出を交えた人間ドラマ、無茶な方法で宇宙空間での救出方法など、多くの見どころを楽しんでください。

オススメです、ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。


 



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