バーバーショップ

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(原題:BARBER SHOP)
2002年/アメリカ
上映時間:103分
監督:ティム・ストーリー
キャスト:アイスキューブ/アンソニー・アンダーソン/セドリック・ジ・エンターテイナー/マイケル・イーリー/ショーン・パトリック・トーマス/イブ/トム・ライト/トロイ・ギャリティ他

 




 

 

アイスキューブ、アンソニー・アンダーソン、そしてセドリック・ジ・エンターテイナーなどなど。

アフリカン・アメリカンのスター達が競演した、床屋を舞台に描く良作コメディ・ドラマ。

でも残念ながら日本では未公開でした。

 

本国アメリカではスマッシュヒットを記録した人情系コメディ映画で、微々たる制作費でとんでもない興行収入を叩き出した映画製作のお手本のような作品です。

主演のアイスキューブはラッパー&俳優&映画監督と多才なお方、ブラックミュージックや、ヒップホップを好む人なら知らない人はいないでしょう。

アメリカの音大に基金を設立し、一部の生徒に奨学金を支援してることでも有名です。

 

 

 

さっくりあらすじ

アメリカ、シカゴで亡き父から受け継いだ床屋を切り盛りするカルビン。

古株のエディをはじめ、個性豊かな従業員と、用が無くてもやってくる常連客で店はいつも賑わっている。

しかし経営は苦しく、カルビンは皆に相談できないまま店を手放そうと決心するが、、、

 

 

 

Barbershop_a_lアメリカの床屋っていいよね

 

個性豊かな従業員たち

 

 

 

 

古き良き床屋さん

古き良き時代をそのまま表現した、ユーモア溢れるミュージカルのような作品です。

ヒップホップが心地よい明るく楽しい映画ですが、アメリカの公民権運動や人種差別という大きなテーマもございます。

何も知らなくても気軽に笑える内容ですが、できればその辺の歴史や社会背景まで軽く知っておくとより深い味わいがありますよ。

逆に言えば、あまりアメリカの人種差別やその歴史に疎いようであれば、退屈な作品とも言えますが。

全体的に散りばめられた笑いのネタが黒人絡みの過去の事件にちなんだものが多く、深く理解しないと笑えないという偏った視点がマイナスポイントかな。

 

 

物語としては廃業寸前のバーバー経営者と、そこで働く個性豊かな従業員や客を描いた群像劇。

それぞれが仕事に熱意を持ちながらも、大体はそれが空回りしている残念な人たちです。

仲間同士でケンカしながらも明るく楽しく、しかし問題を抱えている複雑さも持ち合わせます。

 

というか、店の前でディープなキッスをするわ、店内でメシを食うわ、挙句に寝るわ。。

こんな店あんのか?とツッコまずにいられない、でも本当にありそうな気もする、そんな絶妙な匙加減が笑えます。

常識的なオーナー。

イカれた古株の店員。

思いつめてヤバい仕事に手を出す店員。

神経質でウザい店員。

真の黒人を目指す白人。

紅一点でキレやすい店員。

などなど、個性的な社員もなかなかに笑えて魅力的。

 

基本的にはコメディタッチであり、笑える内容ではありますが、時々描かれる黒人視点の考え方は少し考えさせられるものがあります。

切羽つまっていてもどこか陽気で、喜々として楽しそうに働く姿は実に微笑ましいものです。。

 

 




 

まとめ

ユーモアたっぷりに過去の歴史を学べるし、また黒人文化に触れる良い機会だと思います。

貧しくも楽しそうに床屋で過ごす風景は和やかで面白く、日々をドタバタ過ごしている筆者には少し羨ましくも感じます。

 

陽気で気楽なブラックミュージックの調べを添えて。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 

 

 

おまけ

劇中出てくる偉人の名前

マーティン・ルーサー・キング(ジュニア):黒人解放運動の代表的人物。常識です、最低限この名前は覚えましょう。

ジェシー・ジャクソン:黒人の市民権拡大に尽力した活動家。

ローザ・パークス:バスに乗車中、白人に席を譲らずに逮捕され有名に。「公民権運動の母」と呼ばれる。

ロドニー・キング:黒人だという理由で白人警官に不当な扱いを受けたロドニー・キング事件の当事者。

後はググれ。

 

 

 



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