タイトル:Five Night at Freddy’s
プラットフォーム:PC・iPad・iPhone・Android
ジャンル:ホラー
開発者:Scott Cawthon
一部のマニアの間でカルト的な人気を誇る変わり種ホラーゲーム。
一応シリーズとしては4作目までが後悔されており、そのカルト的な人気はホラーの枠を飛び越え様々なゲームや小説、果ては映画の製作にまで及んでいるんだそうな。
さくっと気軽に遊べるゲームシステムではあるものの、その難解で複雑な物語の背景、次から次へと生まれる謎や伏線の数々は極めて濃厚なものであり、そのカルト的人気の源となっております。
スマホでは1プレイ10分ほどで非常にお手軽に遊べますし、怖いのが苦手な方はYouTubeなんかに山ほどプレイ動画が投稿されていますので、その世界観に触れるだけでもそこそこに楽しめることでしょう。
さっくりあらすじ
人材求む!
Freddy Fazbear’s Pizza
午前0時から6時までの夜間警備員を募集中。
お仕事の内容は監視カメラのチェック、
備品や動物ロボットの安全確認をするだけの
簡単なお仕事です。
週給120ドル。
注意
怪我や四肢欠損などの責任は一切負いません。
可愛くも不気味なマスコット達
命がけの”だるまさんが転んだ”
とあるピザ屋の夜間警備員として、朝の6時まで警備室で店内を監視するというゲームです。
プレイヤーがすることは警備員として各部屋の監視カメラをチェックし、部屋の外に不審者がいないかライトで照らし、何者かが侵入してきそうになったら警備員室のドアを閉めて安全を確保する、それだけ。
簡単な仕事だから給料も激安だよね。
で、題名が表す通りこの簡単な仕事を5日間に渡って繰り返すわけですが、困ったことにお店の可愛いマスコット達が警備員を”殺しにやって来る”というのが本作のキモになります。
「当社はあらゆる損害に対し一切の責任を取りません」
「万が一、死亡事故等が第三者に見つかった場合、90日以内に失踪届けが出され、あらゆる証拠物件とカーペットは速やかに始末されます」
と明言されている通り、諸事情により自分を殺しにやって来るマスコット達が警備員室に侵入してこないように見張り続けるのが本作の目的となるわけです。
多少の例外はあるものの、監視カメラに写っている間はマスコット達は動かず、すぐそこにまで人形が迫っていればドアを閉めてやり過ごすことが基本となります。
しかし電力節約のため監視カメラやドアを動かすバッテリーは有限なため、いかに電力の消費を抑えるかがゲーム攻略の鍵となるわけで。
正に究極の「だるまさんが転んだ」ゲームであり、この緊張感や恐怖感はなかなかクセになりますよ。
で、本作の真の魅力と言えるのは物語の”背景”にあります。
過去2度に渡り、マスコット人形が子供の頭を噛み砕いたという事件。
Freddy Fazbear’s Pizza店舗にて起きた5人の子供が行方不明になった児童失踪事件では、容疑者は有罪判決を受けるも子供たちは見つからず、それと同時にマスコット人形から腐敗臭がしていたという出来事。
そして児童失踪事件に深い関りを匂わせる、謎の存在であるPurple Guy(紫の男)の存在。
ネット上では数々の考察や一連の事件の時系列なんかも親切に解説してあるので、興味があれば覗いてみるのも良いでしょう。
まとめ
実にシンプル、単純なゲーム性と複雑な舞台背景を融合させた良作だと思います。
実際にプレイしてみるも良し、プレイ動画を眺めるも良し、いずれにせよヘッドホンで大音量がオススメです。
夏にはまだ早いけど、ちょっとした肝試し気分でやると面白いですよ。
よければ一度お試しくださいませ。