(Horrible Bosses 2)
2014年/アメリカ
上映時間:108分
監督/脚本:ショーン・アンダース
キャスト:ジェイソン・ベイトマン/ジェイソン・サダイキス/チャーリー・デイ/ジェニファー・アニストン/ケヴィン・スペイシー/ジェイミー・フォックス/クリス・パイン/クリストフ・ヴァルツ/他
セクハラ、パワハラを究極に下品に描いた問題作「モンスター上司」の続編です。
ゲスいブラックジョーク、度を越えた下ネタ、共に前作よりパワーアップしており、当然のように日本ではビデオスルーとなりました(笑)
ジェニファー・アニストン。
ケヴィン・スペイシー。
そしてジェイミー・フォックスに加え、最近売り出し中のクリス・パイン。
さらに2度のアカデミー賞を獲得した、名俳優クリストフ・ヴァルツまで参戦と相変わらず豪華なキャスティング。
何故こんな映画に出たし。。
さっくりあらすじ
悪質なパワハラ、セクハラを繰り返す上司から解放され、ニック・デール・カートの3人は自分たちで起業、独立することを決意する。
新発明のシャワーヘッドを開発し、製品化し売り出そうとしたところ、著名な投資家であるハンソンが出資を名乗り出る。
大型の投資をこぎつけた3人はさっそく工場を建設、大量生産の準備を整えるも、書面での契約を結ばなかったとしてハンソンは投資の約束を反故にする。
大量の在庫と負債を抱えた3人は事態を打開するため、ハンソンの息子レックスを誘拐し身代金を得ようと企むのだが、、、
相変わらず間抜けな3人
エロス担当ジェニファー・アニストン
グッジョブ!!
投資家ハンソンの息子・レックス
クソバカ息子
変則的な続編
というか独立起業してるんで上司はいないし、ノリが同じなだけでストーリー性は皆無です。
どこまでもくだらなく、どこまでもゲスい。
本当にしょうもない映画ですが、それでも笑えるエンターテイメントになっているあたりに脇役の素晴らしさが際立っています。
あまりにも二番煎じ感が凄すぎて、正直書くこともあんまり無いんですけどね。。
演出がパワーアップと評しましたが、これは褒め言葉ではありません。
主人公3人のアドリブがややしつこく、コミカルな笑いを狙いすぎていてスベってますね(苦笑)
「ハングオーバー」シリーズしかり、ブラックコメディの続きものはどうしてもエスカレートしてしまうもので、面白いポイントを通り越して引いてしまうことがよくあります。
本作もまさにそんな感じで、笑える人、ドン引きしてしまう人が前作よりも極端に分かれることでしょう。
ちなみに筆者はゲスい人間なんで大爆笑でしたがね。
前作から引き続いたキャラが非常に良い味を出しています。
ケヴィン・スペイシーは素晴らしい罵詈雑言の嵐で完璧にイカれたおっさんとして、出番は少ないものの存在感がハンパないす。
ジェニファー・アニストンは卑猥でエロい、そして羨ましい。
しっかし綺麗でセクシーな人だよなぁ、40代後半とは思えないボディラインと無邪気な笑顔が本当に素敵です。
そしてジェイミー・フォックスも相変わらずいい具合に胡散臭く、面白く、今回はやや美味しい役回りとなっております。
まとめ
ぶっちゃけ少しキャストが増えただけで内容が良いわけではないと思います。
脚本的には前作と大きく異なる展開ながら、結局は主演3人のバカ騒ぎで同じ映画に見えてしまう何とも不思議な完成度。
よって新鮮味には大いに欠けますが、前作で笑えた人の半分は今作でも笑えることでしょう。
個人的にはジェニファー・アニストンの存在だけで一見の価値ありかなと。
ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。