13 ラブ 30


(原題:13 Goin On 30)
2004年/アメリカ
上映時間:99分
監督:ゲイリー・ウィニック
キャスト:ジェニファー・ガーナー/マーク・ラファロ/ジュディ・グリア/アンディ・サーキス/キャシー・ベイカー/フィル・リーブス/他

 




 

大人の女性に憧れる女の子が、30歳に変身してしまうファンタジー恋愛映画。

残念ながら日本ではビデオスルーとなったようですな。

 

映画もゲームも漫画もこよなく愛す筆者ですが、例外的に恋愛映画というものに興味を持ちません。

機会があれば観るくらいで、自ら進んで観に行くことは稀なんです。

だって他人の色恋沙汰なんて興味無いもの、ほぼ確実にハッピーエンドだしね。

 

本作はそんな僕が何故か映画館にまで足を運んだ作品であり、遠い昔の記憶だったために名前を思い出すのに難儀しましたよ、えぇ。

ぶっちゃけ細かいところも正確に覚えていないので、軽く流し読みしてください。

 

 

 

さっくりあらすじ

1987年、13歳の女の子・ジェナは誕生日パーティーで友達にいじわるをされ、幼馴染の男の子・マットともケンカをしてしまいクローゼットに引きこもった。

「素敵な30歳」という女性誌を頭に浮かべ”早く大人になりたい”と強く願うジェナ、そして翌朝目が覚めると自分が30歳になっていることに気づくのだった。

しかし中身は13歳のジェナであり、自身がどう人生を送り30歳になったのかが分からず困惑する。

あわててマットに救いを求めるも、マットは「高校卒業以来、君とは会ってない」と突き放されてしまうのだが、、、

 

 

 

大人の女性に憧れる少女・ジェナ(右)

 

目が覚めると大人の女性に

 

しかし幼馴染のマットはジェナに冷たく当たる

 

 

 

責任ある大人の世界

まず主演のジェニファー・ガーナーが素敵ですな。

わりとがっしりした体格に、美人かどうか別れる顔立ちなので何とも言えませんが、なんとなく馴染みやすい可愛らしい顔立ちに親しみが持てますね。

そんなジェニファー・ガーナーというキャラクターに合わせて製作された作品にも見えます。

 

何気にお相手はマーク・ラファロだったんすね。。

いつもどこかでちょくちょく見かける印象の強い、知的な雰囲気の俳優ですが、「ハルク」と言えば分かる人も多いでしょう。

優しくて暖かみのある役がよく合っていますね。

 

 

物語としてはイケてない13歳が一夜にしてイケてる30歳になり、高い地位と派手な生活を手に入れるというもの。

中身は子供だけに大人には出せない発想で仕事も上手くいき、誰もが羨むイケメンな婚約者にも恵まれ、正に思い描いた理想の生活を送るのだが、、と。

 

まぁ子供に限らず、大人になっても夢は描きますよね。

順風満帆に見える他人と比較するわけでなく、大人は”理想の自分”と”現在の自分”を比較するものです。

かつて思っていたように、予想通りに自分の人生を歩んできた人はかなり少ないことでしょう。

友達作り、受験、就職、仕事、彼女、伴侶と、人生なんて一発勝負の繰り返しですもんね。

 

自分勝手に思い描いた夢を手に入れたジェナが、その代償として何を失ったのかが物語のキモになるわけですが、ファンタジーな作品にも関わらず現実的な考証とも言えます。

しかしなぁ、、自分のそばに転がってる幸せというものは世界共通で気づかないものなんですかね?

 

拾って幸せになればいいのに、より大きく、見栄えの良い幸せに目がいってしまうのはやはり人間の業なんでしょうか。

そういう意味では、手が届く幸せを拾える人が賢い大人とも言えそうです。

 




 

まとめ

良くも悪くもシンプルな構成でありがちな展開ではありますが、そこそこに面白い作品です。

思い描いた夢が現実となり、現実の苦しさに後悔し、何が大切かに気づきてハッピーエンドと教科書通りの内容です。

 

歩みが止められない大人、正にアラサーの人が観れば何か感じるものはあるでしょう。

良ければ一度ご鑑賞くださいませ。

 

 

 

 



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