（原題：The Meg）
2018年/アメリカ・中国
上映時間:113分
監督:ジョン・タートルトーブ
キャスト:ジェイソン・ステイサム/リー・ビンビン/レイン・ウィルソン/ルビー・ローズ/ウィンストン・チャオ/クリフ・カーティス/他
絶滅したはずの巨大鮫”メガロドン”と人間の闘いを描くパニック・スリラー。
夏はやっぱりサメだよね（意味不明）
夏の到来と共に海開きが始まり、やれバーベキューやらマリンスポーツやらナンパやら、リア充な人々が実に目障りな日々がやってまいります
（逆恨み）
このクソ熱い中、日焼けや食中毒や不純異性交遊の恐れがあるのに、どうしてみんな夏が好きなんでしょうか?
（負け惜しみ）
こんな日はクーラーの効いた部屋でかき氷でも食べて、快適に映画を鑑賞するのが一番ですよ。
べ、別に羨ましいんじゃないんだからね!!
さっくりあらすじ
海難救助隊のリーダーであるテイラーは沈没した原子力潜水艦の救助に向かうが、外部からの大きな衝撃により潜水艦は圧壊し始めた。
テイラーは隊員と要救助者を救うため、仲間のマークスを置いて救助艇を発進させるが「巨大生物との接触」という主張は受け入れられず、救助隊を辞めることになる。
5年が経過し、上海沖に建造された海洋研究所”マナ・ワン”はマリアナ海溝の調査を行い、その探査艇は海底とされた域よりも深く潜り未知の領域に突入した。
新たな発見に感動したのも束の間、巨大生物の攻撃を受けた潜水艇は破損してしまい、探査チームを救うためにテイラーに救助を依頼するのだが、、、
元海難救助隊員のテイラー
臆せずサメと戦うキ〇ガイ
マナ・ワン責任者の娘・スーイン
勇気と美貌を兼ね添えたキチ〇イ
主役のメガロドン
確かに大きいのだが、、
安定の伝統芸
超がつくほどに巨大なサメが人間を襲い、それを止めるために人間が知恵と勇気を駆使して戦うと。
それ以上でもなく、それ以下でもなく、誰でもイメージできる内容と言っても良いでしょう。
というか、この手の映画にそれ以外を求める方が間違っていますし、素直に肉体美と美女とサメを楽しむのが正しい姿勢だと思います。
なんやかんやと設定づけてはいるものの、常識を覆すような演出だった印象も無いですし、良くも悪くも伝統的な作りを踏襲しています。
序盤が終わり、ようやくお披露目されるサメの登場で「よっ待ってました!!」と声かけしたくなるくらいですよ。
物語としては、海底だと思ってた場所より深い場所があり、うっかりそこからメガロドンが飛び出してしまうという流れ。
最新のCG技術をつぎ込んだであろうサメの迫力はさすがの一言であり、マジで超怖いです。
とにかくでかい、滅茶苦茶でかい、超でかい。
作品のキモであり醍醐味でもあるので当たり前ですが、気合を入れて臨んだであろうサメの演出は文句無しで素晴らしいのではないでしょうか。
リアルな深海生物の動きとしては色々おかしいと思いますが、そこはご愛敬。
深海生物が海水浴場の浜辺にあんなに近づいたら死ぬと思いますが、そこは暖かい目で見守ってあげるのがマナーですよ。
むしろ問題は余計に彩ったドラマ部分。
明らかに必要の無い無駄なプロットがチラホラと点在し、取ってつけたような薄っぺらいドラマがテンポを削いでいるのが気になります。
中国資本が入っているだけに、かなり中国サイドに気を使ったであろう大人の事情は理解できます。
何十年か前は日本資本が全盛期であり、その時はやたら日本びいきな描写も多かったしね。
ただ、その内容に色々と問題があるというか、何となくやっつけ気味な脚本・構成が目につくんですな。
中国サイドの横やりも大変なんでしょうが、ハリウッドと中国資本が噛み合っていない感じが良く分かります。
後は余談ですが、ヒロインを演じるファン・ビンビンがもう超可愛い。
公開当時は45歳のはずですが、こりゃ本物の美魔女ですわ。
誰がどう見ても工事済みなお顔は好みの別れるところでしょうが、いかにも”ハリウッド女優風アジア人”の筆頭としての存在感はなかなかのもの。
最近は反日や脱税で有名になってしまった感があるので複雑な気持ちになりますが、数少ないアジア系女優として、これからも頑張って欲しいものです。
あ、あとついでにジェイソン・ステイサムの飛び込みシーンは本当に美しいっす。
元選手だけあって当たり前ではありますが、海に飛び込む際の参考になりそうな程に美しいフォームですな。
まとめ
決して退屈な作品ではないですし、むしろ個人的には結構面白かったと思いますが、それでもサメ系パニック映画の枠からは出ないでしょうね。
サメ系パニックが好きな人。
ジェイソン・ステイサムorガチムチ系筋肉が好きな人。
セクシーで可愛いアジアン女優が好きな人。
該当しない人は観る必要の無い映画です（笑）
良ければ一度ご鑑賞くださいませ。
