エクスペンダブルズ


(原題:The Expendables)
2010年/アメリカ
上映時間:103分
監督:シルヴェスター・スタローン
キャスト:シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ジェット・リー/ドルフ・ラングレン/ランディ・クートゥア/テリー・クルーズ/ミッキー・ローク/他

 




 

世界中のアクション映画ファンに贈られたドリーム・プロジェクトの第一弾。

主演・監督を務めたシルヴェスター・スタローン兄貴の呼びかけに著名なアクション・スターが集結し、あの人もこの人も、主演を張れるクラスのアクション俳優たちによるオールスター感謝祭でございます。

ムキムキの体力自慢が悪党をやっつけるという80年代を髣髴とさせるようなノリ、それを彩る豪快な演出、完全にパワーゲームに持ち込んだ潔い内容は賛否はあれど、個人的には大好きなジャンルの一つ。

テーマがありそうで無い、メッセージ性がありそうで無い、嘗てのスーパースター達が相手を「殺傷」するのではなく「破壊」していくだけのおバカな作品です。

 

 

 

さっくりあらすじ

バーニー・ロス率いる、エリート傭兵集団「エクスペンダブルズ」はソマリアの海賊から人質を救助する任務に就いていた。

非常に好戦的で薬物依存のガンナーの暴走により危機に陥るも、何とか犠牲を出すことなく人質の救助と海賊の殲滅に成功、しかしバーニーはガンナーの追放を決断する。

数日後、バーニーは仲介屋のツールから依頼され、チャーチと名乗る依頼主から中南米の島国・ヴィレーナの独裁者・ガルザ将軍の排除を500万ドルで依頼され、これを承諾するのだが、、、

 

 

 

汗臭い・男臭い・泥臭い
、、、ふぅ

 

個人的にはジェット・リーのキャラが好き

 

大男vs大男
やっぱりコレだよね♪

 

 

 

 

往年のファンには最高のご褒美

かつてのプロレス。

かつてのボクシング。

そしてかつての総合格闘技。

待ち望んだ対戦カード発表の瞬間のような、夢と期待でアドレナリンがドバドバになっちゃうような、そんな変なテンションにしてくれる作品です。

 

全盛期は遥か昔に通り過ぎているにも関わらず、それなりにしっかりと肉体を作り、撮影に臨んでくれた面々に感謝の意を捧げたいくらい。

この手の映画が量産されていた80~90年代、当時カンフーアクションやマーシャルアーツに憧れた少年時代を過ごした方なら本当にど真ん中だと思いますよ。

脚本はお世辞にも素晴らしいものとは言えませんが、あえて80年代の雰囲気に合わせた風にも見えるため、一概に良し悪しは判断しづらいところかな。

 

 

全体的に男臭さが充満した雰囲気も素敵。

只でさえ暑苦しくむさ苦しい面々な上、武骨なガレージや愛車のバイクタンクやタトゥーに刻まれる「エクスペンダブルズ」のマークがまたね、カッコいいんだ。

名作ヤンキー漫画「クローズ」の武装戦線の如し、「うおぉー、仲間に入りてぇー」と思わず唸ってしまうような野蛮な魅力が満載であります。

 

物語としては最強の傭兵集団が危険な任務に挑むというスタンダードなものですが、もはやそんなストーリーに意味は無し。

圧倒的な肉体でぶん殴り、圧倒的な重火器で撃ちまくり、圧倒的な火薬でドッカーンと、本当にそれだけを楽しむための作品です。

女性や、この手の映画が苦手な方からすれば「野蛮で中身が無く、意味不明」でつまらない映画になるんでしょうが、この”コク”は理解して欲しいところですなぁ。

 

 

あくまで個人的な意見ですが、特筆すべきはスタローン演じるバーニー・ロスの壮絶アクション&早撃ち、そしてジェット・リーvsドルフ・ラングレンの一騎打ち。

アクションに至っては言わずもがな、軍隊格闘技をベースにタックルや絞め技を多用したリアル路線で見応え十分。

特に早撃ちとリロードは一見の価値ありで、「あんな肉体美を誇りながら、なんて繊細なのおぉぉ!!」と、がっちりとハートを掴まれること請け合いですよ。

 

そしてジェット・リーとドルフ・ラングレンですが、これまた思いつきもしなかった夢のカードでして、ファンには本当に堪らないニクい演出なんですよ。

金にうるさくどこかコミカルなキャラクターのジェット・リーと、明らかにヤバい雰囲気が漂っているドルフ・ラングレンのキャラクターも印象的で、その二人が時代を超えてとうとう拳を交える日が来たのかと思うと感慨深いものがあります。

ただアクションは全般的にカットが細かめであり、長回しのシーンは少ないせいか臨場感には若干欠けるかな、、でも俳優の年齢を考えればこれは仕方ないところか。

 




 

まとめ

ムキムキのおっさんばっかりのアクション映画ですが、どれもこれも往年の大スターばかり。

この企画が実現しただけで既に奇跡に近いものであり、それなりに面白く仕上がったことは更なる奇跡に近いものであります。

派手で残酷なアクション描写と多めな火薬の量くらいしか記憶に残りませんが、そもそも単純なアクション映画とはそういうもんです(笑)

 

夏休み、お手軽に観れるポップコーン・ムービーとしては及第点です。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。



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