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キングスマン:ゴールデン・サークル

      2018/01/19


(原題:Kingsman:The Golden Circle)
2017年/イギリス
上映時間:141分
監督:マシュー・ヴォーン
キャスト:タロン・エガートン/コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/マーク・ストロング/ハル・ベリー/ペドロ・パスカル/ハンナ・アルストロム/他

 




 

前作はコチラ

 

スケジュールが合わずに公開から随分と出遅れてしまいましたが、ようやく鑑賞できました。

キック・アス」の監督マシュー・ヴォーンが監督を務め、スパイ映画として新たな形となった「キングスマン」の続編であります。

スマートなスーツ姿、ポップなBGM、スタイリッシュなアクションにお下品な下ネタと、非常にカッコよく楽しい作品であり、その勢いを踏襲しつつもよりパワーアップした仕上がりになっております。

 

 

さっくりあらすじ

リッチモンド・ヴァレンタインの事件から1年が経った。

英国諜報機関”キングスマン”の一員となったエグジーはかつてのキングスマン候補生・チャーリーに襲われるが何とか撃退し、恋人の王女・ティルデと共に友人・ブレンドンの誕生日パーティーに参加する。

翌日、キングスマンの会議に出席すると、チャーリーは右腕と声帯を失ったものの生き延びており、謎の麻薬組織”ゴールデン・サークル”に所属していることが判明する。

そしてエグジーがティルデの両親であるスウェーデン国王夫妻との会食に参加している中、キングスマン本部と所属諜報員の自宅がミサイル攻撃を受け壊滅、同僚・ロキシーを含むメンバーやブレンドン、さらにペットのJBまでもが殺されてしまう。

途方に暮れるエグジーは唯一生き残ったマーリンと共に、未だ前例の無い「最後の審判の日」作戦を決行するため、指令の入った金庫を開ける。

しかし中には酒瓶しか入っておらず、2人は仕方なく仲間を偲んで飲み明かすも、エグジーは銘柄に書かれた”ステイツマン”の文字に気が付くのだが、、、

 

 

 

 

スパイが板についてきたエグジー
しかし組織はえらいことに。。

 

”ステイツマン”のスパイ・ウィスキー
リボルバー捌きが素敵

 

”ガラハッド”ことハリーも復活!

 

 

 

 

正統派パワーアップ

ということで、前作を気に入った方なら大体は面白く観れるはずです。

そもそも前作ラストのア〇ルファックをしたであろうスウェーデン王女としっかり恋人関係になっていた時点でもうビックリですよね(笑)

しかも至って普通に、順調に愛を育んでいるので何ともほんわかした気分になります。

 

構成としてアクションは大まかに前半と後半の2つ、ロンドン市内を暴れまくるカーアクションに、ラスボスの拠点で大暴れするガンアクションに、どちらもポップでスタイリッシュで素晴らしい完成度。

前作に引き続きロマン溢れるガジェットの数々は極めてユニークで面白く、エグめなシーンも明るくユーモラスに描かれているため、やはり殺伐とした雰囲気とは無縁なものです。

より捻るでもなく、明後日の方に向かうでもなく、良い意味で真っすぐパワーアップした演出は素直にワクワクと楽しめるものでした。

とはいえマシュー・ヴォーン節が随所に見受けられ、ちょっと直視するにはきつめなシーンもチラホラありますのでご注意を。

 

そして、その合間に挟まるハリー復活に至るドラマも色濃い存在感があり、中弛みしやすい中盤に華を添えています。

演じるコリン・ファースの演技力もあり、どこか危なげで可愛らしい新たな魅力を醸し出しつつも、いつもの(前作の)頼れる兄貴分としての存在感もキッチリです。

 

全体的にアクション性とドラマ性、それに伴うメッセージ性のバランス感覚は非常に素晴らしく、最初から最後まで息もつかせぬ魅力に溢れています。

目の離せない怒涛の展開もあり、テンポの良さも相まって140分が短く感じる程に夢中になりましたよ。

 

そんなこんなで物語としてはキングスマンが壊滅状態になり、アメリカに拠点を置くステイツマンの助力を得る流れになるわけですが、このカウボーイ達がまた魅力的なわけで。

カウボーイ・ハットにガニ股歩き、事あるごとに唾を吐いて鞭と投げ縄を使いこなし、ライフルとリボルバーで敵をなぎ倒す姿はまさに豪快そのもの。

 

舞台がアメリカに移っただけに、毒のあるアメリカ社会風刺も個人的には興味深いものでした。

特に主要キャラとなるナイスな兄貴・ウィスキーの存在感が光ります。

”都会的なカウボーイ”といった斬新なキャラクターであり、その戦闘力も存在感も一級品であり、個人的には一番印象深かったかなと。

 

一応のボスキャラとなるポピー・アダムスを演じるジュリアン・ムーアも非常に味のある素晴らしい演技。

そこそこなおばちゃんではありますが、無邪気なのか計算高いのか、、複雑な人格を持ち、何とも不気味で魅力的なキャラクターに仕上がっています。

ラスボスとして、親玉として弱いのはシリーズのお約束となりそうな感じで物足りなさはありますが、それを踏まえても十分に驚異的な存在だったと言えるでしょう。

ただヴァレンタイン程のインパクトには欠けていたかなぁ。。

 

あとは賛否が分かれそうですが、ロキシーとマーリンの扱いがね、決して悪くないんだけど悲しいよね。

「ハリウッド映画の悪役代表」みたいな扱いをされてきたマーク・ストロングですが、彼が演じるマーリンがいかにもな”正義の味方”っぽい振る舞いができたことには歓喜の声を上げそうになりました。

ベタベタではありますし、ツッコミどころ満載な本作の中でもトップクラスの感動があります。

 

でもロキシーが、、ロキシーが。。

この思い切りの良さは買いますが、それにしてもなぁ、、、ちょっと寂しいよ、やっぱり。

 

ついでにエルトン・ジョンが文字通り体当たりな演技を披露してくれます。

個人的にはツボで結構面白かったんですけどね、ちょいとしつこかったかな

このしつこさも好きなんですけどね(笑)

 




まとめ

一人の青年がスパイに成り上がり、師匠と共に悪を討つ。

物語としては非常にキリ良く終わったような気もしますが、監督・脚本を務めるマシュー・ヴォーンとジェーン・ゴールドマンは3作目の製作、並びにステイツマンにフォーカスしたスピンオフ作品も検討中なんだとか。

 

物語に抑揚があり、喜怒哀楽をガンガン揺さぶってくる傑作だと思います。

間違いなく前作を知っていた方が楽しめますので、未鑑賞な方は予習してから観るようにしましょう。

 

オススメです。

ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。

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