ダンガンロンパ/希望の学園と絶望の高校生
2010年/PSP
スーパーダンガンロンパ2/さよなら絶望学園
2012年/PSP
ダンガンロンパ1・2Relorded
2013年/PS Vita
ダンガンロンパV3/みんなのコロシアイ新学期
2017年/PS Vita/PS4
スパイク・チュンソフト、略してスパチュンソフトの看板作品の一つである「ダンガンロンパ」
そのシリーズの最新作「ニューダンガンロンパV3/みんなのコロシアイ新学期」がいよいよ発売となります。
いわゆる推理・ミステリー系のアドベンチャーゲームですが、個性あふれるキャラクターに、予想を遥かに上回る壊れた世界観、そして独特のセリフ回しが異常に面白い名作です。
またゲームだけに留まらず、あらゆるグッズをはじめ漫画化、小説化、アニメ化と多岐に渡って展開するほどに人気がある事も加えておきます。
シリーズのマスコット的なキャラクターとして登場するモノクマはどこか不気味で可愛らしく、筆者はいい歳こいてモノクマを模したスリッパを買おうと本気で探し回ったこともあります。
個性豊かな登場人物たちは豪華な声優陣が担当しており、キャラの濃い人物に負けず劣らず、非常に優れた演技で華を添えています。
モノクマの声は「ドラえもん」の大山のぶ代さんが声優を担当しており、ハンパじゃない下ネタと悪口をドラえもんの声で披露してくれます。
ちなみに本作では声優として活動できない大山のぶ代さんに代わり、TARAKO(ちびまる子ちゃん)さんが担当するそうです。
ゲームとしてはいわゆるクローズド・サークルミステリーなもので「閉鎖的な空間で起きた殺人の犯人を捜す」のが主な内容となります。
事件現場を検証し、証拠を集め、推理していく。
これだけ見ればよくある推理ゲームなんですが、このシリーズの最大の特徴は「学級裁判」で犯人を割り出すというところ。
「学級裁判」とは事件の当事者全員で輪になり、集めた証拠や状況などを皆で話し合い、最終的に犯人を投票で決めるというもの。
皆で決めた「犯人」が正解であるならば、「犯人」だけが処刑される。
しかし皆の決めた「犯人」が不正解であった場合は犯人以外の「全員」が処刑されるという非常に恐ろしいものであるわけです。
とはいえそこはゲームなので、無茶な謎かけや理不尽な展開にはほとんどなりません、普通にプレイすれば大体の人はクリアできるでしょう。
ゲームオーバーでもいくらでもやり直せるしね。
むしろゲームとしての楽しさは意見がぶつかった相手を「論破」すること、そして事件の背後に鎮座する大きな「謎」を解きほぐしていくことです。
先に進めば進むほど謎は膨らみ、プレイヤーの睡眠時間をガンガン削っていく、本当につらいわこのゲーム。。
そして先ほども述べたように登場人物がシリーズを総じて非常に魅力的です。
ゲーム中で登場する人物は皆なにかの才能に特化した「天才」であり、有益か無益かは置いといて、一癖も二癖もある変態ばかりです。
そしてそのキャラクター性を紹介も含め深く掘り下げるため、好き嫌いはあるにしても思いっきり感情移入してしまう魅力に溢れています。
正義感に溢れる者。
出し抜こうと画策する者。
変態。
すました顔で腹黒い者。
思いっきりキャラを演じている者。
文句ばかりで他者に依存する者。
ド変態。
皆を導こうとする者。
そしてド変態と。。
こんなトゲしかないキャラクターが織りなす人間ドラマも非常に見応えがあり、オススメな要因です。
まとめ
独特の世界観に独特の登場人物、そして謎だらけの世界観。
最新作「ダンガンロンパV3」がすでに発売されておりますが、ぜひとも前作をプレイしてから望んでほしいと思います。
PS Vitaにて1・2がまとまったお得なソフトがありますので、そちらから始めてみたら良いでしょう。
ぜひ一度ご検討くださいませ。