(原題:Dodgeball/a true underdog story)
2004年/アメリカ
上映時間:92分
監督/脚本:ローソン・マーシャル・サーバー
キャスト:ヴィンス・ヴォーン/ベン・スティラー/クリスティン・テイラー/リップ・トーン/ジャスティン・ロング/スティーブン・ルート/ジョエル・ムーア/クリス・ウィリアムズ/他
超マジメにおバカな映画を量産するベン・スティラー氏と、卓越したコンビ芸を誇るヴィンス・ヴォーン氏によるスポーツコメディ映画。
ドッジボール、小学生以来の響きですよね。
いい大人がブラックジョークを交え真剣にドッジボールに打ち込むわけですが、まぁくだらない。
感動も感嘆も無く、ただ笑うだけの作品ではありますが、昔のコントのように大マジメにくだらない事に挑戦する姿はなかなか魅せるものがあります。
お笑いやコメディは個人のツボで評価が分かれるものですが、そんな中でこのようなアクの強いコメディ映画は希少なものです。
どこか懐かしさを感じさせるベタな笑いから、ベン・スティラー得意の微妙な下ネタまで、まさに大人も子供も楽しめる娯楽活劇と言えるでしょう。
さっくりあらすじ
潰れかけの小さなスポーツジム「アベレージ・ジョーズ」を経営するピーターだが、大手ジム「グロボ・ジム」の経営者ホワイト・グッドマンのより買収の危機に立たされていた。
ピーターとアベレージ・ジョーズを愛する会員たちはドッジボールの全米大会で優勝し、賞金でジムを立て直すことを計画する。
かつてドッジボールのルール解説も務めた”レジェンド”オフーリハンを監督に据え、猛特訓の日々を過ごすピーター達。
彼らの目論見を阻止するため、自身もチームを率いて大会に参加するホワイト。
そして全米ドッジボール大会が開催されるのだが、、、
チーム「アベレージ・ジョーズ」
この通りグダグダ
チーム「紫コブラ」
優勝候補の筆頭
まぁ、こんな感じでくだらない映画です
手軽に笑えるドッジボール
ベン・スティラーが製作に携わっているだけあって、安定のクォリティ。
ドッジボールの訓練と称してスパナを投げつけられたり、高速道路を横断したりと、およそドッジボールとは関係無さそうなスパルタ練習は普通に笑えます。
地区予選で戦ったガールスカウトチームの選手がドーピング検査(一人だけムキムキ&剛毛)でひっかかり失格になったり、明らかに時代錯誤な日本チームが登場したりと、1から10までコメディが詰まっています。
登場人物も実に個性的で面白い。
チアリーダーになりたいもやしっ子、ガリガリの超もやしっ子、明らかに永住権目当ての中国人妻がいるおじさん、変態、ドッジボールが国技の国出身の女性など、、よくこんなキャスティングを考えたなと感心してしまうほど。
実際のルールは知りませんが、今大会では6人の選手が6個のボールを投げあうというカオスなドッジボール。
展開はスピーディーでそこそこに迫力もあります。
まぁ、くだらないんだけどね。
まとめ
下品な下ネタが多いので人は選びますが、基本的にはテンポ良くサクサク進む単純なコメディです。
個人的には古臭いアイデアを現代風にアレンジした賢い作品だと思っていますが、おバカな作品なのは間違いないでしょう。
難しいことは考えず、くっだらない話を素直に笑うためにある映画です。
ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。
おまけ
何をどうするつもりか知りませんが、一応続編の製作も示唆されているようです。