2007年/日本
上映時間:129分
監督:今井夏木
キャスト:新垣結衣/三浦春馬/臼田あさ美/中村蒼/波瑠/深田あき/他
Warning!
本日の「観れんのか!」は
オススメ記事ではありません。
物好きな人だけご拝読ください。
ガッキーって可愛いよね(キモい)
元はケータイ小説ってやつですな、この当時は流行ってたのかよくケータイ小説の話を耳にした気がします。
原作は非常に高い人気を誇っていたそうで、2006年に書籍化、翌年に漫画家と映画化、更に翌年にはドラマ化までしたそうで、いかに当時若い女性の支持を得ていたかが見てとれますね。
というのも本作は明らかに恋愛経験の少ない女子向けな作品であり、大人が号泣するような内容とは思えません。
当時お付き合いしていた彼女の希望で渋々観に行ってはみたものの、まぁ予想通りの感想ですよね。。
さっくりあらすじ
至って普通の女子高生・田原美嘉は恋愛に奥手で、いつか素敵な恋を夢見ながら楽しい日々を過ごしていた。
そんなある日美嘉は携帯電話を無くしてしまい、それがきっかけで見知らぬ”誰か”と連絡を取り合うようになる。
相手が何者かも分からぬまま連絡を重ねる美嘉、いつしか相手が誰なのかが気になり始め、遂には同級生のヒロだったことが判明する。
ノリが軽くチャラそうなヒロにがっかりする美嘉だったが、ふとしたことから彼の優しさを汲み取り、徐々に惹かれていくのだが、、、
普通の女子高生(笑)田原美嘉
ガッキーは可愛い
ヒロと付き合い、幸せな日々
これが売れるのか、、、
原作を読んでないのであまり良し悪しに触れるべきではないんですが、空前絶後のツッコミサンシャインの嵐で感動もクソもありませんがな。
本来はすごく感動する話なのかもしれないけれど、演出がダメなのか、脚本がダメなのか、これで涙を流す大人はまずいないでしょう。
原作の方も色々と炎上騒ぎがあったようですが、このいかにも少女漫画風な展開が女子中高生の心にど真ん中だったってことでしょうか?
一般的な書籍では取り上げられないレベルの物語だとは思いますが、これもまたケータイ小説の魅力だということですかね。
細かいことを言えば本当にキリのない話で、もう本当にツッコミどころの宝庫となっております。
面白いとかつまらないとか以前の段階で違和感しか感じないような展開&演出であり、むしろストーリーが全く頭に入ってきません。
これはこれですごいことかなとは思いますが、やはり1,800円払って映画を観る人に対しての誠意は感じ取れないですよね。
まぁ物語自体が破綻しているので、一概に製作陣が悪いとも言えませんが。。
対して俳優陣は決して悪くなかったように思います。
主役のガッキーは文句無しで可愛いですし、奥手な美少女・美嘉を演じる彼女の魅力は今のアイドル達では相手にならんでしょう。
ただ、いかんせん役が良くないよね。
プレゼントとして花を摘んできたら怒るし、植えなおしたら惚れるしって性格的に斜め上過ぎてついていけません。
奥手とちゃうんかい。
特徴の無い普通な子のはずなのに、なし崩し的に学校を抜け出してセクースしちゃうし、女子から見ると嫌われそうな子ですな。
他の女子からも執拗に嫌がらせを受ける可哀そうなヒロインですが、そりゃ学校の図書室でセクースしてたら嫌われるって。。もう少しTPOを考えような。
対して三浦春馬演じる金髪少年・ヒロ。
「狙った獲物は逃がさない」を地でいくようなストーカー気質なイケメンですが、美嘉曰く「川のような人」、、うん、意味分からない。
根は優しいけど手は早いし、おじさん的には許可できないメンズですけど強引なところがまた女子にキュンキュン来るんすかね?
イケメンはどう転んでも上手くいくってことか?
ただね、演技の質どうこうよりもやっぱり演出・構成の方が目につきますよね。
逆に有名になってしまった着衣の乱れすら無い美嘉の強姦被害シーンはとにかく美しくファンタジーであり、色々な意味で衝撃的な映像となっております。
これは本当にねぇ、、想像力が人並みにあれば性被害の苦しさくらい分かるでしょうよ。
癌が見つかったヒロの闘病もまた然り。
身近に一人でも末期の癌患者がいれば、闘病がいかに苦しく、周りの人が疲弊するか分かるでしょうよ。
このあたりのボカし具合はちょっと見過ごせませんね。
対象が中高生の女子だとしても、これだけオブラートに包んじゃったら味なんか分かるはずがない。
幼稚なファンタジーに終始するなら、そもそも映画化すべきじゃなかったっすよね。
臭いものに蓋をして、綺麗な部分にだけ焦点を当てるような考え方は最も恥ずべき思想だと思いますよ。
まとめ
旬の俳優を起用して手っ取り早く数字を稼ぐ、今も留まることを知らないマーケティングの典型的な作品と言えます。
総じて演出のレベルが非常に低く、色々としがらみを抱えた人の感情の変化や、家族の意義、闘病の辛さなど、どれを取っても映画としてのクオリティに達していません。
真偽のほどは分かりませんが、「原作者の自伝」を銘打たれているわりには表面をサラッと撫でた程度の物語であり、深みも奥行きもあったもんじゃない。
大事な人を2人も癌で亡くした筆者からすればヘソで茶が沸くレベルです、こら本当にいかん。
擁護の余地も無いような映画ですが、強いて言えばガッキーは可愛い。
以上。