ウェディング・フィーバー ゲスな男女のハワイ旅行


(原題:Mike and Dave Need Wedding Dates)
2016年/アメリカ
上映時間:98分
監督:ジェイク・スジーマンスキー
キャスト:ザック・エフロン/アダム・ディヴァイン/アナ・ケンドリック/オーブリー・プラザ/シュガー・リン・ビアード/他

-Warning-

本日の「観れんのか!!」は
オススメ映画の紹介ではありません。

素敵な映画をお探しの方は
他の記事をご参照くださいませ。

 




 

 

読んで字の如し、ゲスな男女が巻き起こす珍道中を描くロマンス・コメディ。

一応の主演はザック・エフロンであり、かのバカ映画「ネイバーズ」でザックを覚醒(キャラ崩壊)させたアンドリュー・コーエンとブレンダン・オブライエンが脚本を務めます。

観るからにバカそうでゲスそうな映画であり、何でこんな映画をわざわざチョイスしたかと言えば大好きなオーブリー・プラザが出演しているから。

結果として予想通り、以上でも以下でもない予想通りの超くだらない映画でした。

 

 

 

 

 

さっくりあらすじ

仲良し兄弟のデイヴとマイクは、2人の大切な妹・ジーニーがハワイで結婚式を挙げることを聞かされる。

しかし数々の悪ノリでトラブルを巻き起こす2人に対し、両親は監視役となる女性を同伴させなければ式への参加はさせないと忠告した。

「無料でハワイへご招待」をキャッチフレーズに、2人は出会い系サイトで女性を探し始めるのだが、、、

 

 

 

 

 

マイクとデイヴ
自分がバカだと思っていない馬鹿

 

2人の妹・ジーニー
本作随一の乱れっぷりを披露

 

タチアナとアリス
酒癖の悪いビッチ友達

 

 

 

 

 

やり過ぎ

大ヒットした「ネイバーズ」でディズニー王子のイメージから脱却したザック・エフロンに加え、ブロードウェイ出身の正統派女優アナ・ケンドリックまでもが本作に参加。

それを迎え撃つは筆者イチ推しのビッチ女優オーブリー・プラザと、絶妙なブス具合を巧みに操るコメディアン俳優のアダム・ディヴァイン。

言わばキラキラなキャリアを持つ俳優2人に対し、いかなるゲスでもこなせる汚れ俳優が2人という布陣になり、結果として全員が泥だらけになりました

 

最近はオブラートに包まない直球な下ネタが流行る傾向がありますが、それにしても本作は度を超えて少々くどい。

ゴミみたいなくっだらない下ネタは大好きではありますが、流石にここまでゲスい下ネタの嵐だともうお腹いっぱいですね。

1回ウケたネタを繰り返し聞かされているようで、俳優のノリと勢い任せなのが透けて見えますし、それはつまり演出の工夫が足りていないとも言えます。

 

正統派なイケメン&美女にゲスい台詞を言わせるのは面白いものですが、コメディ映画としてそれだけでは役不足。

せっかくゴミみたいな映画に出演してくれたんだから、もう少し演者を活かせるアイデアが欲しかったのが正直なところです。

 

 

ちょっと辛辣な意見になってしまいましたが、本作で最も(ゲスい)輝きを放つのがまさかの妹・ジーニーというあたりが暗に物語っていると言って良いでしょう。

演じたシュガー・リン・ビアードが引くくらい体を張ったことが最も印象深く、主演クラス4人に言わせた様々な卑猥な台詞すら消し飛んでしまうくらい。

 

特にダイレクトな下ネタとなるマッサージのシーンは本当に際どく、個人的にはギリギリ18禁かなと。

(演技とはいえ)女性が絶頂を迎える顔を真正面から移され、前張りしているとはいえ普通に全裸を移され、明らかに1人だけ体を張っているサマは面白いというよりは苦笑いが勝ってしまいます。

 

一応オーブリー・プラザはケツを丸出しにしてるし、アナ・ケンドリックも間接的に全裸にはなってるんですけどね、明らかに物足りない。

むしろシュガー・リン・ビアードが頑張ってるんだから、お前らもっと頑張れよと。

なんだか女優としての格差を垣間見た感じですし、テンションが下がる瞬間でもあります。

 

それに加えメンズ勢は特に体を張るでもなく、逆に楽しているようにも見えちゃいますし、やっぱりコメディもバランス感覚が大事だなと良く分かります。

この辺りはやはり男性監督&脚本家の視点によるものだと思いますし、ゲスいユーモアを演出するのなら「ピッチ・パーフェクト」のエリザベス・バンクスの方が上手ですな。

 

さらに言えば、こういったゲスコメディは対となるドラマ性がキモになるものですが、それも浅く感動には程遠い仕上がり。

取ってつけたような兄弟愛や家族愛などが退屈で、ただただスベってる印象ですわ。

 

まぁでも、個人的にはオーブリー・プラザを見れただけでもそこそこ満足ですわ。

相変わらずのビッチっぷりが超素敵、1番好きかもしれん。
(どうでもいい)

 




 

 

まとめ

個性的なキャストの魅力を引き出したとは言い難く、ただただゲスい羅列を並べただけの平凡なアダルト・コメディです。

面白いとは感じづらいほどにゲスい内容は大いに人を選びますし、7割の人は顔が引きつることでしょう。

残りの3割も苦笑いの連発でしょうし、楽しい映画とは言えないかな。

 

筆者も普段はこの手の映画好きなんですけどね、それでも「これはちょっと。。」と思うくらいにヒドい映画ですわ。

とにかく下ネタが大好きな人、ゲスいコメディが大好物な人、楽しめるのはそれくらいかな。

別に観る必要の無い映画です。

 

良ければ一度ご鑑賞くださいませ。



ブログランキング参加してみました。
良ければポチっと押しちゃってください。