(原題:2-Headed Shark Attack)
2012年/アメリカ
上映時間:88分
監督:クリストファー・レイ
キャスト:カーメン・エレクトラ/チャーリー・オコンネル/ブルック・ホーガン/デビッド・ガイエゴス/ジェフ・ワード/コリンヌ・ノビリ/他
ケーブルTVの深夜放送で放映されていたスーパーB級パニック映画。
「明日も仕事だしなぁ、、、」と思ったものの、あまりのB級臭に我慢できず視聴、良くも悪くも予想通りのクオリティで満足した作品です。
ビキニの美女達、情けない男達、そして双頭の巨大鮫。
評判はすこぶる悪いのでオススメできるような映画ではないんですが、むしろ逆に問いたい。
こんな映画に何を望んでるんだ?と。
もちろん1,800円を払ってまで観るような価値は絶対に無いと言い切れますが、100円の価値はあります。
個人的には200円までなら出してもいいと思ってるくらい。
日差しが強くなってきたところですし、初夏の走りに観る映画として、夏の訪れを感じさせてくれる作品ではある気がします。
さっくりあらすじ
大学の研究合宿と称し、大型クルーザーでバカンスに向かう学生達と教授たち。
浮かれ気分の一同だがクルーザーが障害物にぶつかり破損、航行不能になってしまったため、近くにあった島に上陸することになった。
浜辺で遊んでいた生徒たちを皮切りに、恐ろしい双頭の巨大ざめに襲われる一同だが、、、
教科書通りの死亡フラグ
ダブルヘッドによる脅威は特に無し
「目の保養」残りは「おまけ」
「洋モノ」という言葉があるように、グラマラスな外国人女性というものは独特の魅力があり、やはりビキニが似合います。
そんなセクシーな女性とスプラッタなホラーというものはいつの時代にも一定の需要があるもので、そこにメンズの入る余地はありません。
教科書通り、教科書以上のことはやらないこの手の作品も例に漏れず、セクシー枠の女性は思う存分にエロスをまき散らして死亡。
そしてビキニのチャンネーが巨大鮫に立ち向かうサマは美しく、頼もしく、情けないメンズの価値など皆無ですね。
で、明らかに鮫以上のパワーを有するクリーチャー相手に畏怖し、狂乱し、奮闘する姿をひたすらたれ流すだけです。
双頭になったからといってどうといったものは無く、造形は怖いですが、、それだけ。
2倍強いとか、2倍獰猛だとか、特にそういうわけではありません。
ありそうで無かった双頭鮫という怪物を生かすでも殺すでもなく、ここまで宙ぶらりんにできるのはある意味すごいような気もします。
まとめ
真剣に観てはいけません(笑)
日差しの強い夏日、カーテン越しに柔らかい光が差し込み、クーラーの効いた心地良い部屋で、かき氷片手に観るような、そんな余裕が必要な映画です。
決して面白くはないですし、何かの足しになるような作品でもありません。
B級を通り越してC級な作品ですが、陳腐な演出、脚本、ビキニを楽しむ作品なのであしからず。
オススメできるようなものではありませんが、気楽に流し見するには悪くはないかなーと。
暇なら一度ご鑑賞くださいませ。