(原題:The Holiday)
2006年/アメリカ
上映時間:135分
監督:ナンシー・マイヤーズ
キャスト:キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット/ジュード・ロウ/ジャック・ブラック/イーライ・ウォラック/他
休暇中に互いの家を交換する”ホーム・エクスチェンジ”での恋愛を描くロマンス・コメディ。
押しも押されぬ豪華なスター達が終結し、非常に豪華なキャスティングが特徴的か。
ハリウッドの豪華な屋敷とイギリスの田舎の牧歌的な空気が対照的な魅力を放ち、また素敵な演出の数々が何ともクセになる魅力があります。
ご都合的な物語ではあるので全く親近感は覚えませんが、観て元気の出る映画とはこういう作品を指すのでしょう。
幸せな気分にさせてくれる傑作として、ぜひともクリスマスにカップルで観るべき映画だと思いますよ。
さっくりあらすじ
ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、恋人だと思っていた同僚・ジャスパーの婚約を知り、深く落ち込んでしまう。
ロス在住で、ハリウッド映画の予告製作会社を経営するアマンダは恋人の浮気を知り、分かれることを決意する。
鬱憤が晴れないアマンダは休暇を取って旅に出ようと考え、休暇中に住居を交換する「ホーム・エクスチェンジ」のサイトで旅先を探す。
イギリスのサリーにある小さな家が気に入り、早速連絡をしようとするのだが、、、
こーゆー感じの
心温まる物語
雰囲気が素敵
基本的には他人の恋愛沙汰には興味が無いもので、そもそもロマンスを好まない筆者ですが、本作に限っては素直に心暖まる物語だなぁと。
映画の舞台は対照的な2つのロケーションになりますが、どちらも実に素晴らしい環境であり、背景がとっても素敵なんですな。
キャメロン・ディアス演じるアマンダはハリウッド映画の予告製作会社の社長であり、誰もが思う大豪邸に住んでいます。
広い数々の部屋に素敵なキッチン、そしてプールと、思わず溜息が出ちゃうくらい羨ましい家なわけで。
対するケイト・ウィンスレットが演じるアイリスの住まいは片田舎にある小さな家。
凄く狭そうではありますが、こぢんまりとした石造りで可愛らしく、これまた魅力的な家に見えます。
大きく豪華な家と小さく可愛らしい家と、東京で味気無い部屋に住んでいる身としてはどちらも実に魅力的に見えますし、住んでみたいなと思わせる説得力に溢れています。
ついでにアイリスの兄・グレアムの子供たちの部屋もユニークであり、部屋の中にテントがあったりと子供が喜びそうな作りがほっこりしますね。
その他のロケーションにも雰囲気があり、全体的な映画の背景が絵になるのが良いですね。
寒い冬の中の暖かさを演出する、さりげなくも素晴らしいエッセンスじゃないでしょうか。
物語としては恋人にフラれたアイリス、恋人の浮気を知ったアマンダ、アイリスの兄であるグレアム、そして作曲家のマイルズの4人が中心となります。
4人の誰もが非常に魅力的で暖かみに溢れた人物であり、優しくてユーモアにあふれた人ばかり。
キャメロン・ディアスは安定の脱ぎっぷりに加え、とにかくキュートで元気いっぱい。
この手の役を演じさせたら本当に一級品ですな、マジで可愛い。
ケイト・ウィンスレットも融通の利かない真面目な性格で、いわゆる損をする女性を上手く演じております。
家を交換してアマンダの家に訪れた際の喜びっぷりと言い、素直で素敵な女性ですな。
グレアムを演じるジュード・ロウは説明不要、イケメン。
優しくセクシーな男性であり、2児の父でもあり、その上泣き虫とかさ、もう女心をヘッドロックして振り回すほどの魅力ですわ。
お願いだから次の人生はこういう風にしてくれ。
そしてマイルズを演じるジャック・ブラックも素敵な3枚目。
決して男前ではないですが、それを補って余りある魅力がほとばしってますな。
とにかく情熱的でユーモアと思いやりがあり、これまたモテそうな要素を兼ね添えたイケメンなのであります。
こんな4人が織りなすエピソードはどれも暖かみに溢れ、クリスマスという特別な日を彩ってくれるだけの優しさに溢れています。
もう狙い撃ちでデートムービーというか、初々しいカップルは必ずクリスマスに観るべき映画だと思いますよ。
むしろコレを観た上で結ばれなかったらもう諦めなさい。
まとめ
繰り返しになりますが、ユーモアに溢れ、優しさに溢れ、愛情に溢れた傑作だと思います。
ロマンス嫌いの筆者がそう感じるくらいなので間違いないでしょう。
男性陣はキャメロン・ディアスの可愛さとケイト・ウィンスレットの優しさに。
女性陣はジュード・ロウのイケメンっぷりとジャック・ブラックの暖かいユーモアに。
誰が観ても癒される、そしてクリスマスに彼氏や彼女と一緒にいられる運命に感謝できる、素晴らしい作品と言って良いと思います。
ロマンスの中ではオススメしたい良作です。
ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。