モンスターハンター:ワールド

ジャンル:ハンティングアクション
2018年1月26日発売
追加コンテンツ「アイスボーン」2019年9月6日発売
対応機種:PS4/Xbox One/Windows

-Warning-

本日の「観れんのか!!」は
筆者の回想録となっております

素敵な映画をお探しの方は
他の記事をご参照くださいませ。

 




 

 

今更ながら「モンハンワールド」にハマっております、しかもアイスボーンじゃなくて最初の方ね。

今更ながらではありますがPS4にプラットフォームを移した映像や世界観の表現、大幅に刷新しながらも懐かしさも感じさせるシステム、もうどれを取っても素晴らしい完成度ですな。

思えば無印モンハンに手をつけたのが推定15年前、そして最後に手をつけたのが3Gだから8年前、それ以降は思うところもあり(後述)暫く触ることもなかったこのシリーズ。

改めて作り直された大作として、ファンの熱に応えるような製作陣の気合に、改めて頭が下がる思いです。

 

で、何故に大好きだったモンハンを封印したかというと「ハマるのが早すぎた」の一言に尽きます。

当時20歳そこそこ、バイトとゲームと女子を追っかけることに人生を懸けていたピカピカの専門学生だった筆者。

ワゴンセール(500円)になっていたシンプルなパッケージ「モンスターハンター」と初めて出会ったのは近所の寂れたゲーム屋でした。

ちなみにメディアで取り上げられることも多くはなく「肉を焼くゲーム」だと言われていたのも懐かしい思い出です。

 

当時はオンラインゲームがまだ一般的ではなく、オンラインを前提に作られたモンハンは一部のマニアの間で知られているという印象で、ライトゲーマーには殆ど認知されていなかったように思います。

筆者も全く存在すら知らず、本当に偶然手に取っただけであり、まさかここまで大物なコンテンツに発展するとは思いもしなかったわけで。

「まぁ500円だし」と、そんな気分で始めたモンハンですが、どっぷりと浸かるまでにそう長い時間はかかりませんでした。

 

 

現在のように誰でもスマホを持つ時代ではなく、加えて誰でも家にインターネット環境やWifiがあるわけでもない2004年頃。

何の予備知識も無く、また攻略法をググれるわけでもなく、地道な努力と超絶プレイスキルでモンスターを狩る楽しさは今でもハッキリと覚えております。

正直モンハンとモンハンGの記憶が混ざっており、あまり詳細は覚えてないんですけどね。

 

ストーリーがあるような、無いようなの不思議な世界観。

街を巡って武器&防具をパワーアップさせるのではなく、刈り取った素材で強化していくアイデア。

広いフィールドを独りだけで走り回り、モンスターを狩るシステム。

などなど、あまりに斬新でストイックなゲームシステムに驚きつつも、溢れ出る潜在的な魅力に徹夜に次ぐ徹夜な日々を送りましたね。

まぁ今思えばゲームバランスも悪かったし、快適な操作性とも言い難い気はしましたけど、逆に言えばあれだけ粗削りでもハマり倒す魅力があったとも言えるでしょう。

全体的に泥臭い仕上がりではあるものの、それが良い意味でクセとなり、独特の味わいを醸し出していた気がします。

 

引くくらい簡単に体力が減っていく超絶難易度。

大剣やランスは動きが鈍すぎて使えない(取り回し方が分からない)

武器が弾かれて攻撃が通らない。

ボウガンが弱すぎる。

ランゴスタがウザ過ぎる(特に運搬クエ)

ハチミツが全然足りん。

ピッケルと網がすぐ壊れるよぅ。。

マカライト鉱石が出ないよぅ。。

通れるはずの道が岩で塞がってるよぅ。。

 

そもそもタル爆弾の使い方が分からん。

ブルファンゴが強すぎて倒せない。

イヤンクックが強すぎて倒せない(当時は鳥竜種じゃなくて飛竜種だったんだよね)

ガノトトスがクソ強すぎる。

クック先生が余裕になったと思ったら、理不尽な強さで蹂躙するリオレウス。

というか全然降りてこないリオレウス。

それだけ苦労した末に与えられる、倒した時の格別な達成感。

などなど、懐かしくもほろ苦い思い出でいっぱいですわ。

 

素材なんかも本当にチマチマ集めて集めて、大型モンスターの狩猟で使い切ったらまた集めて集めて。。

面倒だと思う反面で、何もかもを自給自足するのは個人的には好きでしたし、このローカルな雰囲気こそが「狩人」っぽくて良かったとも思います。

 

 

で、問題だったのは「自分以外に誰も知っている人がいなかった」こと。

プレイしていないどころか知らないんだからね、またマイナー過ぎて、いくら筆者がモンハンの楽しさを熱弁しても全く響いてなかったかんね。

ヨシヤス、タケシ、お前らのことだよ。

 

そしてPSPが発売されるとモンハンもポータブルとなり、2ndや2ndGを経て3rdで一気に国民的ゲームへと変貌を遂げ、「モンハン接待」なんて言葉も生まれたあの頃。

正直なところ無印(初代)にあまりにもハマりすぎて、この頃には若干飽きていたこと、そしてかつて目もくれなかった友人たちが「ひと狩りしようぜ!!」と能天気に言ってきたことが軋轢を生みました。

人が散々プレゼンを繰り返し、普及させようとしていた時には相手にしなかったくせに、世間的に流行ったら掌返しで誘ってくるその態度に辟易とし、結構マジでウンザリしてしまったわけで。

マサカズ、ヒロシ、お前らのことだよ。

 

ただ単に筆者の性格が捻じ曲がっているだけの話ではあるんですが、それ以降は本当にやる気が無くなってしまい、一度も手をつけることなく引退することを選んだ筆者。

あれから10年くらいでしょうか、新たに生まれ変わったモンハンに対し新たな気持ちで臨み、今は大いに楽しませてもらっています。

ゲームは一人でやりたい派なのでマルチプレイには参加しませんが、あの時のようにどっぷりハマれるゲームを作ってくれたカプコンに今一度お礼を述べたいと思います。

 

 

 

 

 

ちなみに来年37歳になります。

 



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