(原題:WASABI)
2001年/フランス
上映時間:95分
監督:ジェラール・クラヴジック
キャスト:ジャン・レノ/広末涼子/ミシェル・ミューラー/キャロル・ブーケ/平田晴彦/他
Warning!
本日の「観れんのか!」はオススメ記事ではありません。
物好きな人だけご拝読ください。
ジャン・レノ、広末涼子主演のアクション・コメディ作品。
ちなみに脚本はリュック・ベッソン。
どうして実現したのか分からないような内容であり、リュック・ベッソンが広末涼子にゾッコンだったから製作されたとかしないとか。。
昔から女性にだらしなかったベッソン氏の趣味が具現化したような映画であり、中身が異常に薄い作品でもあります。
かつて「レオン」という紛れもない名作を撮った監督ですから、多少の好き勝手は仕方ないところでしょうが、そんな過去の栄光が霞むくらいのインパクトはあるとも言えますかね。
さっくりあらすじ
短期で喧嘩っ早い刑事・ユベールは捜査中に署長の息子を殴り、停職処分になってしまう。
そんな折、日本の弁護士から連絡があり、19年前に突然姿を消した恋人・ミコが無くなったことを知らされる。
ミコの遺品を受け取るために日本へと向かったユベール、そこで自身とミコとの間に19歳になる娘・ユミがいることを知る。
ユミと一緒にミコの葬儀に向かい、遺留品をかつての同僚・モモの助力で調べた結果、ミコの口座には2億ドルもの大金が入っていた。
何か犯罪の匂いを嗅ぎ取ったユベールはモモと共に調査に当たるのだが、、、
粗暴な刑事・ユベール
その娘・ユミ
言うても可愛いよね
ワサビが旨い!
とにかく可愛いヒロスエ
ということで、むしろ他に見どころの少ない作品とも言えます。
舞台が日本なだけあって、日本人がたくさん出てきますが、どいつもこいつもバカばっかりで小物臭がすさまじく、人によっては日本をバカにしているようにも感じるでしょう。
プロットといい演出といい、リュック・ベッソン作品だけにどこか「レオン」を感じさせるような展開です。
「レオン」風な作品をヒロスエを使って作りたかったのだろうという、そんな下心が見え隠れするところを楽しむ映画なのかもしれません。
逆に言えばメチャクチャなキャラクターではありますが、それだけ広末涼子が可愛いっす。
あと何気に流暢に(聞こえる)フランス語を話すのは素直に関心しました。
何故こんな映画にジャン・レノが参加したのかも意味不明であり、全体的にキャストの演技力がどうこう以前の作品レベルなので、評価のしようもないのが正直なところ。
ただただ苦笑いしながら観ることになるでしょう。
まとめ
B級映画にも達していない、なんだかヘンな映画です。
すごくつまらない訳ではないですが、むしろどの層がこの映画に感銘を受けるんだろうと疑問になる感じ。
コメディとしてもアクションとしても、ついでにドラマとしても未熟な作品であり、どの映画も洗練されてきた2000年代の映画としては逆に貴重なのかもしれません。
どう転んでもオススメはしないですが、ハードルを下げまくってから観ると意外と面白いですよ。
よければ一度ご鑑賞くださいませ。