
スタスキー&ハッチ
(原題Starsky & Hutch)
2004年/アメリカ
上映時間:100分
監督:トッド・フィリップス
キャスト:ベン・ステイラー/オーウェン・ウィルソン/スヌープ・ドッグ/ヴィンス・ヴォーン/ジュリエット・ルイス/フレッド・ウィリアムソン/ジェイソン・ベイトマン/クリス・ペン/カルメン・エレクトラ/エイミー・スマート
「ハングオーバー」で成功したトッド・フィリップス監督によるクライム・コメディ。
トッド監督作品は結構な確率で日本ではビデオスルーとなっておりますが、例に漏れずこの映画もビデオスルー。
面白いのになぁ(T_T)
1975年に放映されたアメリカのTVドラマ「刑事スタスキー&ハッチ」のリメイク作品です。
マニアックな方はTVドラマ版まで見てるようですが、私は存在すら知りませんでしたが(汗)それでも十分楽しめますよ。
この映画公開当時は私アメリカに住んでまして、一緒に観に行った友達と映画館でゲラゲラ笑い転げたもんです。
さっくりあらすじ
カリフォルニア州ベイ・シティ。
優秀だが、生真面目で融通のきかない刑事デイヴィッド・スタースキー。
優秀だが、いい加減で金にがめつい刑事ケン・ハッチンソン。
警察組織の問題児二人は無理矢理コンビを組まされ、とある水死事件の捜査に当たるのだが、、、
生真面目なスタースキー
いい加減なハッチ
どちらも問題児
個人的に大好きなウィル・フェレル
スヌープ・ドッグ
コント初挑戦
くだらない大人を受け入れよう
「ハングオーバー」並みにくっだらないコメディ映画であり、またこの手の映画が好きな方からすれば大好物になり得るでしょう。
ただし、さすがに「ハングオーバー」シリーズよりかはマイルドな仕上がりではありますが。
まぁベン・ステイラーとオーウェン・ウィルソンが競演すると、だいたい下らないですよね(褒め言葉)
このコンビが好きな人はど真ん中だと思います。どっちかが好きな人はぎりぎりストライクかな。
ただコレだけは言っておきますが、二人ともコメディ俳優としての印象が非常に強いものの、基本的にはどんな役でも演じられる万能な俳優です。
70年代のアメリカを再現しているので、髪型やファッションに時代を感じる味があります。
ダサいんだけど、どこかカッコよかったり可愛かったり、ユーモラスでコミカルながらも芯のある仕上がりになっています。
さらに、かのスヌープドッグ(現スヌープツィラ:超有名ラッパー兼俳優、銃の不法所持や薬物使用の容疑で数回の逮捕歴あり)まで出演。
これがまたカッコえーのよ!!
相当な存在感で主演2人を食い気味な活躍ですね。
しかもかなりギャグ路線の役どころで、最後の方は着てる衣装までギャグか?と思わせるシリアスな笑いを届けてくれます。
その後もチョイ役ではありますが、様々な映画に出演を重ねているようですし、尺は短くとも独特の存在感はかなり作品に影響力を持ちますね。
物語としては割と真面目な内容であり、探知に引っかからない新たなドラッグを開発したマフィアと、それを追いかける刑事の物語。
いわゆる”コロンボ系”であり、序盤に一連の事件の黒幕を出し、その黒幕に向かって推理していく内容になります。
とはいえ主人公が二人ともおバカなコンビなので、核心に迫りつつもどこか間抜けな演出で、しっかりと笑いを届けてくれることでしょう。
まとめ
下ネタ・お色気・低レベルなギャグとテンポが良く、非常にテンションの高い映画です。
この監督作品全般に言えることですが、やや人は選ぶので爆笑までいかない方も多いとは思います。
それでも「ふっ!ふふん」くらいの小笑いはたくさんあるので難しいことは考えず、たまには気楽に笑える日があっても良いんじゃないでしょうか?
オススメなコメディ・バディムービーです。
ぜひ一度ご鑑賞くださいませ。
おまけ
スヌープさんの言い分「クサ(マリファナ)は大地からの恵みであって、いわば野菜を食うのと同じことなんだ」だそうです。
、、、こいつマジやべー。